起業アイデアの出し方4選!コロナ禍、田舎、女性や主婦、海外で成功している事例からも学ぼう!
起業が成功するか否かはアイデア次第です。
起業アイデアを出すところからスタートですが、今の時代に合った勝ち残れる事業を見つけ出す必要があります。
とはいえアイデアを出すとなると思い浮かばなかったり、そもそもどうやっててアイデアを出せばよいのか分からないかもしれません。
そんな人向けにアイデアを出すヒントをご紹介します。
日本や海外、コロナ禍、田舎、女性や主婦など、さまざまなパターンにおける成功事例からアイデアを膨らませましょう。
もくじ
起業アイデアの出し方4つのポイント
他の人が思いつかないような斬新なアイデアは必ずしも必要ありません。
奇抜でユニークなものでなくても、シンプルなアイデアで戦えることがほとんどです。そのため難しく考えるのではなく、まずはアイデアをたくさん生み出すことが重要でしょう。
起業アイデアを出すとなると難しいことのように感じるかもしれませんが、アイデアの出し方は意外とシンプルです。
以下4つのポイントに焦点を充てて、アイデアを出していくと良いです。
起業のアイデアその1 好きなことや得意なことをベースにする
まずは自分のバックグラウンドを活かせるかという点を考えましょう。
結局のところ、好きなことや興味のある事業でないと続きません。最初のうちは軌道に乗らず苦戦を強いられる可能性も十分にあるため、粘り強く挑めるものを選ぶ必要があります。
また事業を拡大するためには営業をおこなう必要がありますが、そもそも好きなものでないと浅い言葉でしか語れません。
よって好きなことや得意なことという観点から、起業アイデアを見つけ出してみましょう。
起業のアイデアその2 身近なものから切り口を得る
自分が普段使っているものや、住んでいる街に起業アイデアのヒントが隠れていることも多いです。
既にあるものをかけ合わせたり、逆に対象となる範囲を狭めることで、それが新しい事業へと繋がることもあります。
起業アイデアを出すとなると、なかなか他人が思い浮かばないオンリーワンの発想が必要と考えがちです。
しかし起業アイデアは、案外身近なところに溢れています。たとえばキャンプにラグジュアリーな要素を取り入れたものが、グランピングです。
他にもカップラーメンは既存のものですが、地域を限定して販売するとそれが一つのビジネスになります。
起業のアイデアその3 時代の流れや市場ニーズを把握する
市場ニーズを踏まえ、これからの時代に合ったアイデアを出すことも重要です。単純に、ありふれたもので勝負しようとなると競合が多く大変です。
そのため今人々はどんなサービスを欲しているのか、ユーザーの声をリサーチしたうえでアイデアを出しましょう。
またビジネスを長く展開していくには、時代の流れを汲んだアイデアが求められます。長期的に需要があるものを予測し、事業として展開できるアイデアかどうかを考えましょう。
起業のアイデアその4 現実的に実現可能か考える
起業アイデアを出すうえで、まずはとことんアイデアを出しつくしていくことが大切です。
沢山のアイデアを出すことで新しい発見への糸口となることもありますし、アイデアを生み出しやすい力を養うことができるからです。
ただし無数に出したアイデアの多くは、実際に事業として成り立たないことがほとんどです。
今度は出したアイデアの中から実現可能なのか、直近の売上は見込めるのかという視点を基に、アイデアを絞っていく必要があります。
起業のアイデア・コロナ禍の成功事例
コロナ禍で成功している事業は、巣ごもり需要にアプローチしたものです。
世界中に大きな影響をもたらしているコロナは、今後どのような局面を迎えるのかなかなか予測しづらいものがあります。
そのためコロナ禍における起業を成功させるには、フレキシブルであることが結構大事かもしれません。
コロナ禍の起業アイデアその1 店舗を構えない事業
周知の通り、コロナウイルス蔓延防止のために人の移動を抑える取り組みが行政によって行われているため、店舗を構える必要がある事業を展開しても、顧客の流入は見込みにくいです。
そのため新に起業するには、店舗を構えずに成功している会社の事例を参考にするとよいでしょう。
例えばアパレル企業のネバーセイネバーは、店舗を持たずにECサイトによってブランド運営をおこなっています。
運営しているブログ上で顧客とコミュニケーションを取ることで、コロナ禍でも順調に売り上げを伸ばしているようです。
店舗を構えないことでコスト削減が図れますので、コロナ禍で苦戦を強いられているアパレル事業の中でも健闘している企業の代表例でしょう。
コロナ禍の起業アイデアその2 時代の変化に対応しやすい事業
新型コロナウイルスの感染が、今後さらに拡大するのか収束を迎えるのか予測が難しい以上、ある程度業態転換の融通が利きやすい事業で起業した方が、今後の時代変化についていけます。
西新宿のレストランアオヤギは元々普通の飲食店ですが、コロナの影響を受けたため店内にテイクアウトスペースを設置しました。
テイクアウトサービスの拡充を図ることで、飲食店の売り上げが落ちてもテイクアウトの方で補うことができたそうです。
このように今後売上が落ちた時に、すぐに別のサービスなどを行える体制を整えて起業することは、今の時代におけるリスクヘッジとして重要かもしれません。
起業のアイデア・田舎の成功事例
田舎の場合は、田舎の特性を活かし需要が高い事業で勝負することが重要。ピンポイントで地域ニーズが高い事業であれば、競合他社が少ないだけに成功する可能性が高いです。
またインターネット関連の事業なら場所は関係ないため、アクセス面など田舎におけるデメリットが問題になりません。
たとえば以下の職種は比較的田舎での起業に向いていると言われています。
- IT関連
- コンサルティング
- 飲食店
- 農業
- 写真家などクリエイティブ関連
田舎における起業アイデアのヒントを見ていきましょう。
田舎の起業アイデアその1 需要があることを押し出す
都会とは違いサービスが少ない田舎だからこそ、需要にマッチすれば大きく跳ねる可能性があります。
一例をあげますと、北海道日高町に所在する椿サロン夕焼け店と呼ばれるカフェは、周囲は他に何もないところですが、店内から見える景色がフォトジェニックであることで人気を博しています。
他にも例として以下のカフェは、田舎の絶景をウリにしており、田舎であることがむしろプラスとなっているのが特徴です。
- 東京都青梅市のローズタウンディーガーデン
- 静岡県伊東市の小室山カフェ321
- 栃木県宇都宮市のAGカフェ
田舎の起業アイデアその1 インターネットを駆使する
インターネット関連の事業であれば、田舎であることがハンデにならず、市場が地域に限定されることなく全世界を対象とできますので、人口が少ない田舎における起業でも成功しやすいです。
一例として、農畜産物のネット販売があげられます。
徳島県阿波市の阿波ツクヨミファームは自然栽培をおこなっている農家ですが、販路がネット販売だけにも関わらず月商60万円~80万円を達成しています。
他にも石川県の風来という農家は小さな農家ではありますが、SNSを活用して販売をおこなうことで年間売上1200万円を達成しているそうです。
起業のアイデア・女性や主婦の成功事例
女性や子育て中の主婦が起業する場合時間が限られていることから、隙間時間を活用しやすいビジネスで起業することがポイントになります。
また子育てや家事を行ったうえで起業するわけですから、相当な忍耐力が必要となるのは間違いありません。
そのため趣味を活かしたものなど、好きなことで勝負した方が成功しやすいです。
女性や主婦の起業アイデアその1 隙間時間を活かせる事業
主婦の起業成功事例の一つとして、家事代行サービスがあげられます。
kiitos株式会社代表の廣瀬さんは元々専業主婦でしたが、病気の子供を抱えながら出来る仕事として家事代行をスタートさせました。
現在メディアなどでも頻繁に取材される、有名な家事代行会社へと成長しています。
全ての家事を引き受けるとなると時間がかかりますが、買い出しの代行だけをおこなうなど範囲を限定すれば拘束時間はそれほど長くありません。
まさに自分のスキルを活かして隙間時間にできる仕事でしょう。
女性や主婦の起業アイデアその2 自宅を拠点にして開業資金を抑える
女性や主婦が起業するとなると、開業資金がネックとなりやすいです。そのため起業アイデアを出す際は、店舗が不要な事業や自宅を改装してできる事業などを参考にするのがおすすめです。
たとえば自宅でリンパサロンを運営している埼玉県の長島さんは、開業3か月目で月70万円の売り上げを達成したそうです。
他にも自宅で開業しやすいお店としては、以下があげられるので、起業のヒントにしてみましょう。
- 美容系やリラクゼーション系のサロン
- 教室の運営
- 飲食店
- ITやインターネット関連の仕事
起業のアイデア・海外の成功事例
海外の成功事例には、全く新しい発想のビジネスが転がっているため、先駆者としての事業展開をしたいなら海外の事例を参考にするのがおすすめです。
事実海外で成功したビジネスが、後から日本で流行ることはよくある話です。
ただし、海外で需要があるサービスが必ずしも日本人の気質に合っているとは限らないので、そこはよく精査する必要があるでしょう。
海外の起業アイデアその1 新しいサービスに着目する
海外ではこれまで誕生しなかった新しいビジネスが成功を収めた事例も多いです。
たとえばイギリスのテスコ社は、地下鉄の壁一面を用いたオンラインスーパーを立ち上げました。
韓国ソウル市の地下鉄の壁一面にQRコード付きの巨大ポスターを貼り付け、電車待ちの時間にQRコードから買い物が出来るようにしたのです。このアイデアが功を奏し、従来の売上の130%を達成しています。
海外には、このような斬新なサービスがたくさんありますので、起業アイデアの参考にし国内で先駆けておこなえば、成功するかもしれません。
海外の起業アイデアその2 オンラインサービスを取り入れる
海外で成功している事業にはオンラインサービスを取り入れているものが多いです。
コロナ禍の影響もあり、今後ますます日常生活においてオンラインを取り入れる場面は増加すると予想されます。
たとえばオンラインでミーティングができるZoom、既に日本で定着したTwitterやFacebookもアメリカ発祥のサービスです。
IT関係はやはりアメリカ企業が世界をリードしています。海外で現在需要があるオンラインサービスに何があるのか調べることは、日本で起業する際のヒントとなり得るのではないでしょうか。
起業アイデアの出し方4選! まとめ
起業のアイデアを捻りだすとなると大変ですが、たくさんアウトプットし想像を広げていきましょう。
まずは身近なものや好きなことからヒントを得ることで、起業のヒントを掴める場合もあります。
またコロナ禍や田舎、女性や主婦、海外での成功事例には役立ちそうなアイデアが転がっています。
いきなり奇抜な発想を狙うというよりは、柔軟性に富んだアイデアを出すことがポイントです。
シンプルに、バックグラウンドを踏まえながらアイデアを膨らましてみましょう。