会社設立に際してお祝いを出すお花の種類、言葉やプレゼントに相応しい一例を紹介します。
会社設立のお祝いに何を贈るべきか悩むかもしれません。
プライベートでのプレゼントを渡す時とは異なり、より一層マナーに気をつける必要があるからです。
とはいえ設立祝いの定番品はある程度決まっており、ルールがきちんとあるので、それに則って選べば失敗することはありません。
会社設立におけるお祝いとしておすすめのお花やプレゼント、お祝いの言葉の例などを紹介します。
参考にすることで相手に喜ばれるお祝い品を見つけられるでしょう。
もくじ
会社設立のお祝いにおすすめの花は?
お花は会社設立のお祝いとして非常にポピュラーですが、その中でも定番中の定番が胡蝶蘭です。
式典などのイベントを行う場合は、スタンド花も喜ばれます。
その他フラワーアレンジメントや観葉植物が選ばれることもあります。
贈る場所や相手との関係性を踏まえたうえで選びましょう。
会社設立のお祝い 定番は胡蝶蘭
会社設立やお店の新規オープンにあたって贈る胡蝶蘭は、縁起の良い花として知られています。
胡蝶蘭は幸せが飛んでくるという花言葉があり、まさに新たな門出に相応しい意味合いを持っています。
また、鉢植えで育つ花になりますので、しっかりと根付くという意味合いもあり、今後の会社発展を予兆させるような素敵な意味が込められた贈り物でしょう。
胡蝶蘭の定番は白ですが、たとえば以下のような色合いもお祝い品として人気があります。
- ピンク系
- 黄色・オレンジ系
- 薄紫系
会社設立のお祝い 式典などを行う場合はスタンド花
事務所などにお届けする際に適しているのは胡蝶蘭ですが、ホテルなどで設立祝いの式典やイベントを催すような場合はスタンド花がおすすめです。
スタンド花は華やかで見栄えも良いことから、大々的なイベントの場にぴったりです。
1段のものと2段のものがあり、予算としては2段の方が少々高めです。
ボリューム感としてはやはり2段の方がたっぷり目ですが、1段でもスタンド花は十分見応えがありますので、予算に応じて選んであげるとよいでしょう。
会社設立のお祝い 状況によってフラワーアレンジメントや観葉植物も
オフィスに贈るなら胡蝶蘭、イベント会場などへ届けるならスタンド花が一般的ですが、必ずしもこの限りではありません。
場合によってはフラワーアレンジメントや観葉植物などが選ばれることもあります。
どちらもマナー違反ではありませんので、贈る相手社長の好みやお手入れの手間などを考えこちらを選択するのも一つの手でしょう。
フラワーアレンジメントはサイズ感的に窓口などに置きやすいため、オフィスに彩りを添えてあげることができます。
会社設立時にはやはり胡蝶蘭を贈る方が多いですから、他の人と被らないようにフラワーアレンジメントを贈ると喜ばれるかもしれません。
観葉植物も会社設立のお祝いとして人気で、長持ちするといったメリットがありますし、風水的にも縁起が良いです。
ただし観葉植物は胡蝶蘭やフラワーアレンジメントよりもお世話の手間がかかるので、相手方の意向を確認してから贈るのが無難ではあります。
会社設立に際してのお祝いの言葉、メッセージの一例
素敵なお花のプレゼントと共に欠かせないのが、お祝いの言葉やメッセージです。
会社設立の話を聞いたらお祝いメールや電報で気持ちを伝えるのが一般的ですが、お花にもマナーがあるのと同様に言葉にもビジネスマナーが存在します。
相手が親しい関係性であっても、あまりにもくだけた表現でお祝いの言葉を伝えるのはNGです。
気の利いた、新たな門出に相応しい文章をいくつか紹介します。
会社設立に際してのお祝いメール例
お祝いメールを贈る際、相手との関係性にもよって内容は少し変わってきますが、親しい間柄なら以下のような文例がおすすめです。
- ご開業おめでとうございます!〇〇様の長年の夢が叶ったことに感服しています。開業をきっかけに〇〇様のスキルがさらに開花すること間違いないでしょう。
- いつもお世話になっております。晴れて独立されてのご開業、誠におめでとうございます。〇〇の事業における資金調達に成功したと聞き、嬉しさでいっぱいです。今後のご活躍をお祈り申し上げます。
取引先などフォーマルな関係性の場合には、以下のような文章を贈るのがよいでしょう。
- ご開業誠におめでとうございます。長年の念願を実現されましたことに、心から敬意を表します。より一層のご発展をお祈りいたします。
- この度は新会社設立とのことで、心よりお喜び申し上げます。〇〇様におかれましては確かな知識と長年の経験をお持ちですので、必ず成功すると確信しております。より一層のご繁栄を心よりお祈りいたします。
会社設立に際してのお祝い電報(メッセージ)例
電報を贈る場合ですと、メールとは異なり一言添える程度と短くなりますので、以下のような文例が定番です。
- この度のご設立、誠におめでとうございます。今後さらに輝かしいご発展を遂げ、大きく飛躍されますよう心よりお祈り致します。
- 新会社ご設立おめでとうございます。御社の前途に幸多からんことをお祈り申し上げます。
- 今回のご設立を心からお祝い申し上げます。今後ますますの反映を心から祈念いたします。
会社設立に際してのお祝いののしは必要?
お祝いののしをつけるかに関しては、贈りものによります。
胡蝶蘭や観葉植物、スタンド花を贈る場合ですとのしではなく立て札を付けるのが一般的です。
立て札には自分と相手の名前や会社名などを書きますが、注意点としては絶対に誤字をしないことです。
せっかくの祝いの場に間違えがあるのは失礼にあたるため、注文する際などミスがないかよく確認することが大事です。
現金を贈る場合やお酒などの品物をプレゼントする際はのしをつけましょう。
のしの表書きは縁起の悪い文字数になるのを避けるため、以下のような表書きが無難です。
- 会社設立御祝
- 御開業御祝
- 御開店御祝
会社設立のお祝いにお酒やお金のプレゼントは相応しい?
会社設立時のお祝い品には上述のように胡蝶蘭を贈るというイメージが強いですが、お酒や現金のプレゼントも相応しいものです。
胡蝶蘭などの定番品は他の人からのお祝い品と重複してしまいがちなため、あえて別のものを贈ってあげてもよいでしょう。
お花以外ですとお酒や現金、ギフト券や空気清浄機などの家電が定番品です。
お酒もお祝い品に人気
お酒を贈る場合、開業祝いのパーティーなどが開かれるようなら、樽酒や角樽を贈るのもおすすめです。
鏡開きをする際の演出用として活用できるので喜ばれます。
ただし相手方の準備の都合もあることから、事前に打ち合わせをしてから贈るようにしましょう。
その他日本酒やシャンパン、ワインなど特別なお酒を、相手の好みに合わせて渡すのもおすすめです。
オリジナルラベルやボトルへの刻印をおこなっている業者もたくさんありますので、記念に残るような一工夫をして渡すと喜ばれるでしょう。
現金や商品券も問題なし
会社設立のお祝いとして、現金を渡すのは失礼なイメージがあるかもしれませんが、実はマナーとして問題ありません。
目上の人であっても、マナーに反することはなく、他の人との重複も気にしなくてよいプレゼントです。
とはいえ人によっては味気ないと感じてしまう場合もありますので、相手との関係性などを踏まえたうえで考えましょう。
会社設立時には何かとお金が必要となるため、品物よりも現金や商品券の方が喜んでもらえる可能性もあります。
特に身内など渡しやすい間柄なら、現金は有力な選択肢ではないでしょうか。
注意点として、お金を包む際には必ず新札を用いるようにして下さい。
会社設立のお祝い品に相応しくないものとは?
喜ばれる品物がある一方、会社設立のお祝いとしてタブーなものも存在します。
一般的に、以下のような品物は避けるべき代表格として知られています。
- ライターやキャンドル、赤いものなど火を連想するもの
- スリッパやマットなど踏みつけて使うもの
- ハンカチや櫛など縁起が悪いもの
- 4本や9本など縁起の悪い数字のもの
会社設立に際してお祝いを出すお花の種類、言葉やプレゼント まとめ
お花は会社設立のお祝いとして定番ですが、中でも胡蝶蘭は存在感があり花言葉も縁起が良いため人気です。
その他設立にあたってイベントをおこなう際にはスタンド花が喜ばれますし、彩り綺麗なフラワーアレンジメントや長持ちして空気をフレッシュにしてくれる観葉植物を贈る方もいます。
また、お酒や現金もお祝いのプレゼントとして相応しい、マナーを守った品です。
いずれの場合にも品物を贈るだけではなく、メッセージも添えて、お祝いの気持ちを最大限に伝えましょう。