移動販売(キッチンカー)は儲かるの?クレープ、たこ焼き、わらび餅など儲かる商品はどれ?
移動販売(キッチンカー)は新型コロナウィルスの影響を受けた飲食業界から大きな注目を集めていますが、実際に移動販売(キッチンカー)を走らせて儲かるのでしょうか?
また、移動販売(キッチンカー)で競合しやすいクレープ、たこ焼き、わらび餅、タピオカ、焼き鳥、唐揚げ、焼き芋、カフェ(コーヒー)など、どのメニューが儲かりやすいのでしょうか?
ここでは儲かる商品の見分け方についても解説していきます。
この記事を読んで頂ければ、
- 移動販売(キッチンカー)でどうすれば儲かるのか?
- 移動販売(キッチンカー)で儲かるメニューは何なのか?
を知っていただく事が出来ますので、最後までお付き合い下さい。
もくじ
移動販売(キッチンカー)は実際に儲かるの?
店舗を構えて飲食店を開業するのに比べ、初期費用が安く、ランニングコストも抑えて運営できる移動販売(キッチンカー)は、大変魅力的です。
また、店舗と違い移動販売(キッチンカー)の場合は、出店場所を変えながら、売れる出店先を見つける事も出来るのはメリットですが、実際に飲食店と比べて儲けは出るのでしょうか?
固定店舗で飲食店を開業する場合と、移動販売(キッチンカー)で飲食店を開業する場合の比較表とメリット、デメリットを一覧にまとめてみました。
固定店舗(飲食店) | 移動販売(キッチンカー) | |
イニシャルコスト(初期費用) | 店舗改装や備品含めて、2,000万~5,000万円程度 | 350万~500万程度 |
ランニングコスト | F/Lコスト 売上の55%~65程度 |
F/Lコスト 売上の55%~60%程度 |
メリット | ・固定ファンを付け認知がしやすい。 ・家賃を考えなければ、人気都市への出店が可能。 ・忘年会やパーティーなど大人数や貸切の対応が可能。 ・アルバイトの募集がしやすい。 |
・家賃がかからない(駐車場代で賄える) ・移動できるので、売れる現場があれば売上を伸ばす事が出来る。 ・営業時間を調整できる。 ・メニュー構成を変えやすい。 |
デメリット | ・人気エリアや駅前は家賃が高額。 ・家賃も6ヶ月前後の長期契約が必要なケースも多い。 ・一度出店すると、業態を変えるのが困難。 ・人件費がかかる。 |
・固定ファンの認知が進みにくい。(告知しにくい) ・本格的な調理も可能ですが、基本メニューは絞らないと売上が上がらない。 ・アルバイトの募集が難しい。 |
イニシャルコストは圧倒的に移動販売(キッチンカー)が有利
イニシャルコストに関しては、固定店舗をはじめるには大きなリスクがありますが、移動販売(キッチンカー)の場合は、金額からしても、圧倒的に始めやすいというメリットはあります。
仮に廃業をするという場合を考えても、
- 固定店舗の場合は、解体費用や廃棄物処理の費用がかかったり、多額の費用が必要。
- 移動販売(キッチンカー)の場合は、車輌が使える場合は売却も可能なので、プラスになる可能性もあり。
と、大きく違います。
また、独立開業をしたいという方でも、移動販売(キッチンカー)からはじめるメリットとして、
先にマーケティングを兼ねて市場に出店出来る。
というメリットがあります。
例えば、関西で成功した店舗を、関東で出店したいと考えた場合、どこの市場が当たるか?固定店舗を作る前にキッチンカーを出店し、マーケティングデータを取る事も出来ます。
出店コストを考えると、先にデータだけでなく生の市場の声を聞けるというのは、大きなメリットなのでは無いでしょうか。
ランニングコストは実はそんなに変わらない
上記のとおり、移動販売(キッチンカー)であっても、駐車場代であったり、食材の保管のため倉庫を借りたり、セントラルキッチンを必要とする場合は、ランニングコストは、固定店舗とあまり大きく変わらない可能性があります。
移動販売(キッチンカー)の食材を仕入れ、保管する場合は倉庫が必要になりますし、何かしら食材の加工が必要な場合にはセントラルキッチンのような厨房機器を備えておかなければなりません。
また、メニューが弁当などになると、仕出しの許可が必要となる事もあります。
キッチンカーだからと言って、必ずしもランニングコストが安いのか?と言えば、個人的には大きな変化はないという見解です。
移動販売(キッチンカー)は移動できるのが最大のメリット
固定店舗に比べ、移動販売の方が儲かるか?を考える際に、参考にしたいのが
移動販売(キッチンカー)のメリット
では無いでしょうか。
移動販売(キッチンカー)は、先に述べたように、市場調査(マーケティング)を、場所を変えながら行えるという点では、広くデータの収集が出来ます。
また、移動できるという点で言えば、走行中や出店中も含めて
「広告宣伝カーにもなる」
のが、大きな魅力です。
例えば、固定店舗を持っている方であれば、移動販売車(キッチンカー)を走らせる事で、社名や屋号の入ったオシャレなトラックであれば、広告と同じ効果が期待出来ます。
また、出店先で店舗で訴求したいメニューを販売する事で、将来の固定店舗のファン獲得へと繋がる可能性があります。
SNSの拡散やイベント効果で移動販売(キッチンカー)は儲かる?
さらに、イベント出店やグランプリに出場し注目を集めることができれば、SNSで取り上げられることもありますので、それだけでお店の宣伝効果は計り知れません。
1つ目の「移動販売(キッチンカー)は実際に儲かるの?」に関してのまとめとしては、
A移動販売(キッチンカー)それ自体の売上に注目するのでなく、実は波及効果にも目を向けると、大きな可能性を感じるという方もいらっしゃるかもしれません。
移動販売(キッチンカー)で儲かる商品(メニュー)の見分け方
次に、移動販売(キッチンカー)をはじめるにあたって、どの商品(メニュー)を扱うかは、今後の儲けを左右する重要な事柄になるのでしょうか?
よく、街中では
- タピオカの移動販売車(キッチンカー)
- カフェ(コーヒーやスイーツ)の移動販売車(キッチンカー)
- 唐揚げの移動販売車(キッチンカー)
- カレーライスの移動販売車(キッチンカー)
- 粉もの(たこ焼き、お好み焼き、焼きそばなど)の移動販売車(キッチンカー)
といった定番商品(メニュー)が並んでいますが、先に結論を言えば「どのメニューでも儲ける事は可能」です。
これから申し上げることは、移動販売(キッチンカー)で本当に儲ける事が出来るのか?に対して、元も子もない話をする事になるかもしれませんが・・
先に始めて、成功している実例は、どの商材を使ってもあるわけです。
明らかに、不人気な商材を使っているのであれば、その商品は扱うべきではない・・とは思うのですが、先に始めている先輩方が、すでにマーケティング済み、販売実績があるという商品が「売れないわけはない」のです。
移動販売(キッチンカー)で儲けたいならTTP
移動販売(キッチンカー)に限った事ではありませんが、移動販売(キッチンカー)で成功したいのであれば、TTP(とにかく・徹底的に・パクる)が一番です。
ビジネスで先に成功した良い事例があるのであれば、
- その事業主がなぜ成功しているのか?
を徹底的に研究し、盗むのが良いでしょう。
最たる例としては「フランチャイズビジネス」こそ、TTPの王道ビジネスと言えるのでは無いでしょうか。
フランチャイズというのは、親企業が加盟店募集を行い、商号や商標、ビジネスモデルの使用許可を与える独占販売権の事を言います。
コンビニや飲食店の大手は、直営店のほか、フランチャイズ加盟店を加えることで、ビジネスを拡大しています。
フランチャイズのメリットとしては、
すでに成功したビジネスモデルをすべて習得出来る。
という点です。
また、認知という点でも、ゼロから立ち上げすることはなく、すでにある店舗の商号や商標といったブランド力を使えるのも大きな強みで、成功までの道のりを加速させる事が出来ます。
ここからは、人気商品が実際に儲かるのか?について検証していきたいと思います。
クレープは移動販売(キッチンカー)で儲かる?
最初にクレープですが、移動販売車(キッチンカー)を軽トラックやバンなどのタイプにする事で、商品を絞って提供する事で、平日のショッピングモールなどで売上を上げる事が出来ているところも多いです。
また、女性がワンオペで手軽に商品提供が出来るという点を考えると、クレープは売上を上げる事が出来る商品になる可能性は十分です。
焼き芋やわらび餅は移動販売(キッチンカー)で儲かる?
焼き芋と言えば、古くから石焼き芋を売っている軽トラックを見かけますし、街中を走っているのを見かけると、冬を感じずにはいられませんね。
石焼き芋ですが、開業資金は100万程度で、売上が150~200万近く、経費として40万程度かかっている事例が紹介されていましたが、古くから移動販売で売り歩いている実績を考えると、販促ツールとルートが確立すれば、大きく売上を伸ばす事が出来るかもしれません。
また、わらび餅の移動販売車(キッチンカー)も、最近見かけるようになってきていますが、台数が増えていくという事は「ヒットしている」と考えても良いのかもしれません。
たこ焼きの移動販売は儲かる?
たこ焼きですが、移動販売の定番と言っても良い商品です。
たこ焼き屋さんを自宅の軒先を改装して営む店舗もあるくらい、原価率が低く誰でも商売を始めやすい商品と言えます。
商品の幅を拡げなくても、たこ焼きだけでも十分に勝負は出来ますので、上手くハマれば大きく売上を伸ばす事が可能な商品と言えます。
タピオカの移動販売は儲かる?
最近はタピオカをはじめ、コーヒーなどの移動販売(キッチンカー)が人気で、サンドイッチなどの軽食と一緒に提供するところも増えています。
特にタピオカは、SNSなどで爆発的に人気を博して、一時は業務スーパーなどでタピオカが売り切れるほどの大人気商品となりました。
しかし、タピオカの固定店舗も増え、流行り廃りの早いデザート、飲料業界という事もあり、一時期ほどの勢いはありませんが、SNSを駆使したり、上手く波に乗る事ができれば、今でも稼げる商品ではあるでしょう。
2つ目の「移動販売(キッチンカー)で儲かる商品(メニュー)の見分け方」についてですが、
Aとにかく、成功までの確率を高める事、最短でいくためには、TTPするためにベンチマークとなる企業(事業主)を見つけ、研究し、真似るという事を取り入れましょう。
移動販売(キッチンカー)で儲かるランキング
移動販売(キッチンカー)で儲けると検索すると、「移動販売で儲かるランキング」を見つけましたので、その一部をご紹介すると、まず移動販売(キッチンカー)で儲けを出すためには、
- 日々の販売記録を残す事。
- 販売収支から儲からない原因を突き止める事。
- 安売りをしない事。
- 食材の廃棄ロスを出さない工夫をする事。
- 平日のランチ営業や事前注文を取り入れる事。
というコツが書かれていました。
どれも当たり前のことかも知れませんが、細かいことまで目を向けられるか?は、お客様一人ひとりを大切にする気持ちにも繋がる事ですので、是非とも取り入れて頂きたいと思います。
その上で、移動販売(キッチンカー)で原価率の低いメニューのランキングが紹介されていましたので、ご紹介すると、以下の通りとなります。
移動販売(キッチンカー)原価率の低いメニューランキング
商品名 | 原価率 | |
10位 | ショートケーキ | 26% |
9位 | イカ焼き | 24% |
8位 | 餃子 | 23% |
7位 | ペペロンチーノ | 23% |
6位 | もんじゃ焼き | 21% |
5位 | フライドポテト | 20% |
4位 | ピザ | 15% |
3位 | ベビーカステラ | 14% |
2位 | かき氷 | 12% |
1位 | 綿あめ | 4% |
原価率は参考程度として、注目すべき点は上位3位が「屋台で提供しているメニューの定番」であるという事です。
縁日などで見かける定番メニューは、やはりどこでも強いという事でしょうか。
3つ目の「移動販売(キッチンカー)で儲けるメニューの選び方」ですが、
原価率だけを見れば、上記のランキングは、商品(メニュー)を選ぶヒントにするのは良いのかもしれませんね。
移動販売車(キッチンカー)で儲けるヒント
移動販売でメニューは選ばずとも、成功する道はあるという事は理解したところで、その上で移動販売車(キッチンカー)で成功するためにはどうすれば良いの?
という事で、いくつか成功のレシピに繋がるヒントをまとめてみました。
移動販売(キッチンカー)で儲かるメニュー(商品)を研究する
一つ目の成功のヒントですが「儲かるメニュー(商品)を研究する」という点です。
移動販売車(キッチンカー)の定番と言えば、
- 粉もの(お好み焼き、たこ焼き、焼きそば)
- ラーメン
- カレーライス
- 唐揚げ、トンカツ、てんぷら、串揚げなどの揚げ物
- タコスやタコライス
- サンドイッチ
- 焼き鳥
- 魚介系(浜焼き)
- コーヒータピオカなどカフェメニュー
- クレープ、パンケーキなどのスイーツ
などが挙げられますが、どれも季節や出店場所によって、売上は大きく変わるはずです。
例えば、他店舗とメニューを差別化する、看板メニューを用意し、他店舗に負けない一品を創る、季節メニューを考えるといった事も出来るでしょう。
移動販売車(キッチンカー)向きの商品をセレクトする
移動販売(キッチンカー)で、本格的なイタリアンだったり、肉料理を提供するにも良いのですが、ランチタイムや限られたディナーの時間で売上を最大化しようと思えば、ある程度妥協は必要です。
また、価格だけでなく、原価が安い商品を選ぶということは必要ですし、回転率が上がるメニューをセレクトするようにしなければ、移動販売(キッチンカー)で儲ける事は難しいでしょう。
移動販売車(キッチンカー)の出店先を考えた商品で勝負
移動販売(キッチンカー)は、移動できるメリットを活かして、都内のオフィスビルの下にランチメニューを提供したり、時には地方のイベントへ出店する事も可能です。
音楽フェスだったり、地域の催事、祭りなどのイベントまで、幅広く対応できるのが移動販売の魅力と言っても良いでしょう。
一方で、いくらランチメニューで売れるメニューだからと言っても、イベントで必ず同じように売れるのか??と言えば、確実にイエスとは言い切れません。
イベントに出店すれば、イベントに合ったメニューがありますし、看板の掲げ方、タペストリーの作り方など、お店づくりの構成まで変えていく必要があります。
移動販売車(キッチンカー)で売上を最大化する
ランチメニューの提供やイベントで売上を最大化するために、共通して言える事は「客単価を上げる」という事です。
固定店舗でも同じですが、客単価を上げることができれば、お客様の数が増えなくても売上を伸ばす事が可能です。
セットメニューを用意したり、季節商品を用意したり、また提供スピードを上げて回転率を上げる事で客単価と客数を伸ばす事を意識しましょう。
移動販売車(キッチンカー)の出店場所の選び方
移動販売(キッチンカー)は、出店場所が固定店舗と違って様々な可能性があるという点では、出店場所を絞り込まなければ、売れる現場を逃してしまうという事になります。
- どの現場が売れているのか?
- 出店場所を紹介してくれるところはあるのか?
といった、出店に関する情報収集は日頃から行っておく必要がありますし、自ら開拓していく必要があります。
一般的な出店場所ですが、平日であれば日中はランチタイム、ディナータイムで安定的に収益を上げるようにしたいところです。
出店候補としては、大学の構内だったり、駅近隣、オフィスビル、スーパーやショッピングモールなどが挙げられます。
一方で、土日、祝日となると大規模なイベントが開催される事がありますので、フェスやグランプリに出場する事で、一日で数十万、場合によっては数百万円の売上を上げる事も夢ではありません。
ただし、出店場所やイベント出店の情報は、一般に出回る事はありませんので、長年キッチンカー業者をしている経験者の方といかに親しくなり、情報をもらえるか?が鍵になります。
移動販売(キッチンカー)は儲かるの?儲かる商品はどれ?まとめ
いかがでしょうか?移動販売(キッチンカー)に限った事ではありませんが、商売を成功させるコツやヒントに繋がる話もあったかと思います。
また、固定店舗を始めるよりもイニシャルコストが低く、初期投資を抑えて事業を始められるという点や移動して販売場所を変えられるというメリットは、今の時代にマッチングしやすいでしょう。
ただし、必ずしも成功が約束された業界というわけではありませんし、移動販売(キッチンカー)をはじめるにしても、リスクは必ず付きものです。
その事を理解した上で、移動販売(キッチンカー)で儲けたい、成功したいという方は、是非とも当サイトがおすすめする「移動販売成功の7ステップ」を動画にまとめたものを無料で提供しています。
今回、この記事で紹介した移動販売が儲かるコツやヒントと合わせて確認頂ければ、きっと移動販売(キッチンカー)の可能性を感じていただけると思います。
また、動画をご覧いただいた方には、特別なご案内(プレゼント)も付けておりますので、2倍オトクになっていますので、是非とも手にとって頂ければ幸いです。
1件のコメントがあります
Comments are closed.