ヘミングウェイの名言や格言【英語付き】コンフィデンスマンでも使われた言葉の数々を紹介します

アーネスト・ヘミングウェイの言葉の数々をまとめました。

名言や格言も多く、「過去の自分」と向き合う事、武器よさらば、陽はまた昇る、老人と海など、あなたの人生のヒントを学びましょう。

また、コンフィデンスマンでも使われた言葉の意味も解説します。

ヘミングウェイの名言や格言【英語付き】

では、早速ですがヘミングウェイの言葉の中から、名言や格言と言われる言葉の数々を紹介していきます。

ヘミングウェイの名言や格言　英語

Now is no time to think of what you do not have. Think of what you can do with that there is.

今はないものについて考えるときではない。今あるもので、何ができるかを考えるときである。

人は持っていないものを欲しがります。

持っていない時は一生懸命に手に入れようとしますが、自分のものになった瞬間に興味がなくなります。

何か欲しいものがあっても、自分の手の中にあるものを思い出してみてください。

素晴らしいものがあるはずです。上手く工夫すれば今あるもので何でも代用できます。

ないものではなくあるものに目を向けましょう。

ヘミングウェイの名言や格言　過去の自分

There is nothing noble in being superior to your fellow man; true nobility is being superior to your former self.

仲間より秀でることは、高貴なことではない。真の高貴とは、過去の自分よりも優れた人間になることである。

周りの人と自分を比べても意味はありません。

自分より優れている人もいれば劣っている人もいます。

自分と人を比較するために、劣っている人ばかりを探していると、自分も劣っていくだけで成長することはできません。

反対に優れている人ばかりに目がいくと、疲れてしまうだけです。他人ではなく、過去の自分と今の自分を見つめてみましょう。

ヘミングウェイの名言や格言　コンフィデンスマン

There is nothing noble in being superior to your fellow man; true nobility is being superior to your former self.

仲間より秀でることは、崇高なことではない。

真の崇高さとは、過去の自分よりも優れた人間になることである。

コンフィデンスマンJP　プリンセス編の冒頭で紹介された、ヘミングウェイの言葉です。

自分と他人を比較すること、特に仲間との比較には重要な意味はなく、今の自分がどれだけ成長しているのか？を測るのは、あなた自身の成長度合いを確認するのが良いという事です。

過去の自分よりも、少しでも成長している事を常に意識したいですね。

ヘミングウェイの名言や格言　釣り

釣れないときは、魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい。

釣りには忍耐も必要で、釣れなくも静かにしていなくてはいけません。

水面を見つめながらじっとしていても、頭の中は自由です。

仕事のことでも、家族のことでも、その日の晩ご飯のことでも何でも考えられます。ヘミングウェイは時間を無駄にせず、釣りを楽しみながらも作品の構想を練っていたのでしょう。

ヘミングウェイの名言や格言　パリ

もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ。

If you’re lucky enough to live in Paris when you’re young, Paris will follow you wherever you live. Because Paris is a moveable feast.

移動祝祭日は、年によって日付が変わる祝祭日のこと。

若いころにパリで経験を積んでいれば、その後に自分が世界中のどこに移動してもその貴重な経験が付いて回るとヘミングウェイは言っています。

優雅で時には奇抜で芸術のイメージが強いパリでは、刺激的で学ぶこともたくさんあります。

吸収力のある青年時代に、有意義な時間が過ごせると人生がより豊かになります。

ヘミングウェイの名言や格言　花男

愛する時は、そのために何かをしたくなるものです。犠牲を払いたくなるものです。奉仕をしたくなるものです。

When you love, you want to do something for that. You want to make a sacrifice. I want to serve.

ヘミングウェイの名言は、花より男子でも引用されています。

ヘミングウェイの名言に続けて「愛されたければ、まずあなたが愛しなさい。」と、道明寺司が姉から人の愛し方を教わります。

心から愛する人ができたら、いつの間にか相手のために何かしているものです。

ただ、長く一緒にいると当たり前の存在になってしまうので、相手への思いやりは忘れないようにしましょう。

ヘミングウェイの名言や格言　愛

二人の人間が愛し合えば、ハッピーエンドはあり得ない。

If two people love each other, there can be no happy ending.

物語のエンディングでは、主人公が愛する人と結ばれてめでたく終わるということがよくあります。

ハッピーエンドのように思われます。

ただ実際には、愛し合う相手が見つかって一緒に暮らしたり結婚したりすると、その先は幸せな時間だけではありません。

愛し合うからこそ、憎しみ合ったり傷つけ合ったりします。愛する人と一緒になることは幸せばかりではありませんが、幸せ自体は何倍にも大きくなります。

ヘミングウェイの名言や格言　武器よさらば

The world breaks everyone, and afterward, many are strong at the broken places.

この世は皆を傷つける。そして、多くはその傷から強くなる。

傷ついたり失敗したりする度に、人は成長して強くなります。

生まれてからある程度の年齢までは、大人に守られています。徐々に社会に出て荒波にもまれれば、より辛く苦しいことが増えていきます。

そして逞しい大人になって自分自身や自分の子どもを守れるようになるものです。

ヘミングウェイの名言や格言　英文

Don’t do what you sincerely don’t want to do.

心からしたくないことは、してはならない。

自分の気持ちとしては、やりたいこと、やりたくないこと、どうでもいいことがありますね。

実際には、やるべきこととそうでないことに左右されて、自分の意志とは関係ないことをしている方が多いものです。

やりたくないことやどうでもいいことはやめて、やりたいことができる環境を整えましょう。時間を無駄にしてはいけません。

ヘミングウェイの名言や格言　酒

Wine is a grand thing,” I said. “It makes you forget all the bad.”

ワインはいいぞ、悪いことを全部忘れさせてくれる。

お酒を飲んで酔っ払っていると気が大きくなります。

細かいことに神経を使わなくなって、そのうち記憶もなくなります。

嫌なことを忘れたい時は、大いに飲みましょう。

酔っ払いでいる間は、気分よくいられるかもしれません。ただ、飲み過ぎたら二日酔いは辛い上、元通りに嫌なことにまた悩まされます。

ヘミングウェイの名言や格言　小説

Any man’s life, told truly, is a novel.

偽りなく語られたなら、どの人生も一編の小説だ。

小説には、思いがけない出来事や衝撃的な結末が待っていたり、平凡なようでも味わい深さが溢れていたりします。

ただ、人の一生もそれぞれです。他人に自分の人生を包み隠さず語ることはなかなかできませんが、きちんと話すと長い小説になります。

年配者の昔話もたまには聞いてみると為になることがあります。

ヘミングウェイの名言や格言　死

When you stop doing things for fun you might as well be dead.

楽しいことをやめたら、死んだも同然だ。

楽しむことが人生の醍醐味です。辛いことばかりでは生きてはいけません。

楽しいことがあって幸福に感じられる時間を過ごすことで活力が湧いてきます。

笑顔もなく無表情でただするべきことだけを無感情にこなしている人は、死んだように生きていると言われます。

本当に死ぬ時が来るまで、イキイキと人生を謳歌しましょう。

ヘミングウェイの名言や格言　スポーツ

Man is not made for defeat. A man can be destroyed but not defeated.

人間は、負けるように造られてはいないんだ。殺されることはあっても、負けることはないんだ。

スポーツには勝ち負けがあります。

試合が始まる時には勝ちを信じていても、終わる時には負けている可能性もあります。

ただへミングウェイが言うには、人生において負けることはありません。

殺されて死ぬことがあっても、自分自身が自分の人生に勝っていると思えたら勝利です。

人生はスポーツとは違います。

ヘミングウェイの名言や格言　戦争

Never think that war, no matter how necessary, nor how justified, is not a crime.

いかに必要であろうと、いかに正当化できようとも、戦争が犯罪だということを忘れてはいけない。

終戦を迎えて少し月日が経過すると、戦争があったから世の中が変わって今があるので結果としてよかったと戦争を肯定的に言う人もいるかもしれません。

ただ、罪のない多くの命が奪われたり、命以外の全てを失った人がいたり、大きな苦しみを生んだことは事実です。

何があっても同じ過ちを繰り返してはいけないし、いまだに戦争が続いている地域があることを忘れてはいけません。

ヘミングウェイの名言や格言　旅

You can’t get away from yourself by moving from one place to another.

あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない。

国内外問わず旅に出ると現実が離れて非日常を味わうことができます。

現実逃避をすることで、心身ともにリフレッシュすることが旅行の目的でもあります。

ただ、どこに行って何をしていても、自分自身は変わりません。自分を捨てて別の人間になることはできません。

楽しいひと時の旅が終わったら、現実と向き合って改めて精進しましょう。

ヘミングウェイの名言や格言　猫

Cats have absolute honesty.

猫は絶対的な正直さを持っている。

猫は人間と違って、嘘をついてごまかしたりおだてたりしません。

いつでも素直に気分を態度で示します。相手に好かれようとか高く評価してもらおうとか面倒なことを考えないのが猫です。

私たち人間も喜怒哀楽を隠さずに、ありのままでいられたら楽になります。他人の優しさに触れることは難しいかもしれません。

ヘミングウェイの名言や格言　陽はまた昇る

陽はまた昇る。

The sun rises again.

生きている限り、全員に平等に２４時間という一日が与えられます。

楽しい日も悲しい日もどんな日であっても日が沈み、また次の日がやってきます。

良い日を過ごしたならずっと続けられるように、悪い日を過ごしたなら切り替えられるようにしましょう。どんな風に一日を過ごすかは自分次第です。

ヘミングウェイの名言や格言　モヒート

わがダイキリはフロリディータで、わがモヒートはボデギータで。

My daiquiri is Floridita and my mojito is Bodeguita.

お酒好きのヘミングウェイは、ダイキリやモヒートを好んでよく飲んでいました。

ダイキリはフロリーダ、モヒートはボデギータという名前の行きつけのバーでそれぞれ飲んでいたので名言が残っています。

さらに、カクテルの作り方を特注にしてもらうほど、こだわりを持っていました。好きなものについては、とことん追求しましょう。

ヘミングウェイの名言や格言　老人と海

Every day is a new day.

とにかく、毎日が新しい日なんだ。

楽しいことがなく、つまらない日々の繰り返しだと、時間の流れを感じなくなります。

毎日なんとなく朝起きて昼間に活動して夜眠っている内に、あっという間に月日は過ぎ去ります。

いつの間にか年老いていきます。一日一日を大切に過ごしましょう。

ヘミングウェイの名言や格言　人生

Life isn’t hard to manage when you’ve nothing to lose.

失うものが何もない時には、人生は難しくない。

大切なものができると、人はそれを守ろうとします。時には重荷に感じられます。

失いたくないものは、人や物だけでなく、地位や名声やプライド等目に見えないものの可能性もあります。

家族を守るため、自分の尊厳を保つために頑張ることができる人もいます。

ただ、生きづらくなるだけなら、つまらない意地なんて張っている場合ではありませんね。