長嶋茂雄語録は名言や格言だらけ?伝説のエピソードや言葉を集めました
長嶋茂雄さんと言えば、擬音語や英語を使ったり、面白い言葉を使うバラエティに富んだ方だと思っていたのですが、実は野球選手としてもプレーヤー、監督共に「記録にも記憶にも残る偉人」です。
この記事では、長嶋茂雄さんの名言や格言、そして伝説のエピソードや成績、現在の様子までまとめました。
長嶋茂雄さんの人柄を知る事だけでなく、長嶋茂雄語録から人生観や哲学観も一緒に学んでいきましょう。
もくじ
長嶋茂雄さんの名言集からご紹介
最初に、長嶋茂雄さんの名言集の中で印象に残るものをいくつか紹介していきます。
長嶋茂雄さんの名言その1 ん~どうでしょう
神無月さんが、長嶋茂雄さんのモノマネをする時に、大体使う言葉が「ん~どうでしょう」という言葉です。
アナウンサーに質問されて煙に巻く時にも使っているシーンを見ましたが、天然なのか計算なのか・・
本当に分からない、ごくごく普通の言葉を名言にしてしまうところが長嶋茂雄さんの凄いところですね。
長嶋茂雄さんの名言その2 プレッシャーを楽しいと思った時、その人間は本物になれます
長嶋茂雄さんは、常にプレッシャーとの闘いだったはずです。
公私ともにマスコミに追いかけられて、毎年、結果を残す事を求められる長嶋茂雄さんの心境は、「プレッシャーは乗り越えられる人の元にしかやってこない」くらいの心境だったのでは無いでしょうか。
長嶋茂雄さんの名言その3 努力してますと練習を売り物にする選手は、プロフェッショナルといえない。
努力は隠れて行うものであって、誰かにひけらかすような事をするものではありません。
この一言でも、長嶋茂雄さんが影でどれだけの努力を重ねてきたのかが分かりますし、それだけの練習をしても、売り物にしないところに謙虚さが垣間見られますね。
長嶋茂雄さんの名言その3 引退試合で我が巨人軍は永久に不滅です
一番有名な名言なのかもしれませんが、長嶋茂雄さんの引退試合で放った一言は、ファンならずとも記憶に残る名言です。
長嶋茂雄さんは、引退試合で王貞治さんとのONアベックホームランを放ち、まだまだ技術的にも体力的にも出来る事を証明したのですが、惜しまれながらの引退は衝撃的でした。
長嶋茂雄さんの名言その4 小さなボールと一本のバットには運命と人生がつまっている
長嶋茂雄さんは、野球に対してひたむきに努力を重ねたり、練習に取り組んでこれたのは、「自分の人生をかけていた」からです。
デビュー戦で衝撃の4打席連続三振、監督1年目にいきなりの最下位と屈辱を味わっても、それでも這い上がってきたのは、長嶋茂雄さんらしいですし、心に響く名言です。
長嶋茂雄さんの名言その5 あとはよくなるばかりだと思うしかなかった
長嶋茂雄さんは、デビュー開幕戦でも4連続三振、監督としても最初は最下位と散々なスタートを切っていますが、その時に「もうこれからは良くなるだけ」と思ったそうです。
人は失敗を重ねると逃げたくなったり、不安を感じたりしてやらなくなるものですが、逆にチャレンジしようと心を強く保てる長嶋茂雄さんの言葉は、本当に勇気を得られます。
失敗に関しては、エジソンも素晴らしい名言の数々がありますので、参考にして下さい。
長嶋茂雄さんの凄さを知る伝説のエピソードをいくつか紹介
長嶋茂雄さんは面白い言葉や深い名言だけでなく、伝説のエピソードの数々があります。
改めて長嶋茂雄さんの凄さを知ることが出来るエピソードの数々をご紹介します。
長嶋茂雄さんと息子一茂さんのエピソード
長嶋茂雄さんが息子の一茂さんに自分の試合を見せてあげようと思って、後楽園球場のスタンドに連れて行った時の事です。
一茂さんをスタンドに座らせ、本人は試合に没頭し、試合が終わったらそのまま帰宅してしまい、一茂さんを置き去りにしていた事を忘れていたそうです。
奥様から「一茂は?」と聞かれて「あっ!」と思い出したと言われていまずが、実は「どこかで遊んでるんじゃないの?」と答えたとも言われています。
試合に集中すると周りが見えなくなる長嶋茂雄さんらしさ溢れるエピソードですね。
長嶋茂雄さんと王貞治さんのエピソード
続いて、長年に渡ってONと呼ばれ、巨人を支え続けてきた王貞治さんとのエピソードですが、特に面白いのが「バースデーホームラン」にまつわる伝説的なエピソードです。
王貞治さんがバースデーホームランを打てる事を、長嶋茂雄さんはとても羨ましいと思っていて、
「自分はどうしたらバースデーホームランを打てるんだろうか?」
と真剣に悩んでいたそうです。
しかし、長嶋茂雄さんの誕生日は2/20、つまりプロ野球のキャンプ中なのでバースデーホームランを打つ事は物理的に無理だったというオチです。
ちなみに、長嶋茂雄さんは王貞治さんと心を通わせていたと思っていて、以心伝心で言葉をかわさなくてもなんでも分かりあえたようです。
長嶋茂雄さんとビートたけしさんのエピソード
ビートたけしさんが、長嶋茂雄さんとゴルフの約束をした時の事です。
ビートたけしさんは緊張のあまり震えて待っていたら、上から降りてきた長嶋茂雄さんから
「ああ、タケちゃん、今日ゴルフですか?誰とですか?」
と言われたそうで、そのままいなくなってしまったとの事です。
息子の一茂さんを忘れてしまうように、記憶から都合の良いように忘れてしまう、長嶋茂雄さんらしい行動ですね。
野村克也さんと長嶋茂雄さんのエピソード
野村克也さんは、
「技術論にしても、野球論にしても、王とは話ができるけれど、長嶋とは会話が成り立たない」
と長嶋茂雄さんの攻略法を現役時代に見つけられなかったようです。
また、野村克也さんは、日米野球との時に長嶋茂雄さんに
「疲れているだろうから、休ませてもらったら」
と気遣ったようですが、長嶋茂雄さんからは
「僕を見に来ているファンがいるから休むわけにはいかない」
と言われ、自分自身の甘さに気付かされたというエピソードまであります。
長嶋茂雄さんの言葉は、名言と呼ぶだけでなく、積極的に行動を起こす大切さを学ばせて頂けますね。
野村克也さんの名言もまとめましたので、合わせてご覧下さい。
星野仙一さんと長嶋茂雄さんのエピソード
闘将、熱血監督、燃える男と呼ばれていた故・星野仙一さんは、長嶋茂雄さんと王貞治さんの二人に育てられたと言っており、生涯頭が上がらなかったそうです。
そんな星野仙一さんとの伝説のエピソード数々ですが、長嶋茂雄さんは星野仙一との勝負を純粋に楽しんでいた事が、
「『打倒巨人』を前面に闘志満々でぶつかってきた投手だからこそ、『さあ仙ちゃん、来い』と心を燃やすことができ、対戦するのが本当に楽しみでした。」
という長嶋茂雄さんの言葉からも分かりますね。
松井秀喜さんと長嶋茂雄さんのエピソード
巨人の4番、長嶋茂雄さんとの強い信頼関係で結ばれた師弟関係として知られる松井秀喜さん。
「4番1000日計画」と銘打ち、巨人の手法に育てあげた長嶋茂雄さんですが、毎日素振りをするのが日課だったようです。
松井秀喜さんも引退会見で一番印象に残るエピソードとして「長嶋監督との素振り」と答えたほどで、長嶋茂雄さんも松井秀喜選手の素振りする「音」を聞いただけで、松井秀喜選手の調子が分かったそうです。
マンツーマンの指導は、電気を消し、真っ暗な中で音だけを頼りに行われ、スイングを全く見ずに音だけを頼りに行ったそうで、実際メジャー挑戦後も長嶋さんと電話越しに素振りのチェックをしたエピソードもあります。
長嶋茂雄さんのバッティングや守備の成績
長嶋茂雄さんは、配球を読む技術はなく、野生の勘とも言うべきでしょうか、とにかくバッティングでも守備でもファンを沸かせてくれました。
そんな長嶋茂雄さんの生涯成績をまとめてみました。
通算成績 | |
出場試合数 | 2186試合 |
安打数 | 2471安打 |
本塁打数 | 444本塁打 |
打率 | .305 |
長嶋茂雄さんのバッティング
長嶋茂雄さんと言えば、豪快なスイングでヘルメットを飛ばす事も多かったようですが、擬音語を使って解説する事も多く
「スーッと来た球をガーンと打つ」
と言った打撃論を交わす事も多かったようです。
長嶋茂雄さんの守備位置や範囲が凄すぎる
長嶋茂雄さんの動画を見ると、流れるような華麗な守備を見ることがYou Tubeなどでも視聴出来ます。
ご覧頂くと分かりますが、野性味溢れる素早いダッシュでボールに飛びつき、指先まで神経を注いだフォームで一塁へ送球する姿は、ファンを魅了します。
レンジファクター(RF)という守備範囲を示す専門的な数字がありますが、同年代に活躍した選手たちよりも広い3.95という数字を誇っています。
ずば抜けた守備範囲の広さを可能としたのは、努力の賜物だったのです。
長嶋茂雄さんの現在 病気の状況は?
2004年に脳梗塞で倒れた長嶋さんは、長期に渡り入退室を繰り返していますが、2018年には胆石で入院したそうです。
現在は散歩したりするくらい回復はしていますが、右半身は麻痺しているため、長期に渡りリハビリにも励んでいます。
毎年、巨人のキャンプに視察に訪れ、元気な様子を見せてくれていますが、年齢も84歳と高齢を迎えていますので、今後も野球観戦やキャンプを訪れる事はあるのでしょうか。
長嶋茂雄語録は名言や格言だらけ?伝説のエピソードや言葉を集めました まとめ
長嶋茂雄さんの名言や格言、さらに長嶋茂雄さんの凄さが分かるエピソードの紹介まで、様々集めてみましたがいかがでしたでしょうか?
長嶋茂雄さんは、言葉そのものが名言というよりは、個人的に感じたのは
「生き方そのものが伝説」
だと感じました。
長嶋茂雄さんが、野球に限らず、長きに渡って愛される偉人である事が分かりましたし、これからも長生きされて、名言や格言をたくさん生んでほしいと願っております。