マインドフルネスとは何か?意味を知れば瞑想しないと人生迷走する可能性に気付けます
「マインドフルネス」という言葉をご存知の方でも、実際マインドフルネスとは何の事?と疑問を感じている方も少なくありません。
この記事では、マインドフルネスを簡単に理解できるようにまとめました。
また、マインドフルネスというメディテーション(瞑想)の可能性が分かれば、「瞑想しない事は人生を迷走する」可能性があるという事を、最後までお読み頂ければ理解頂けると思います。
メディテーション(瞑想)の価値が少しでも理解頂ければ幸いです。
もくじ
マインドフルネスとは何?簡単に言えば「今ここに集中し気を鎮める事」
「マインドフルネス」は、今、この瞬間を大切にする生き方という意味で解釈される事も多いですが、マインドフルネスの起源はお釈迦様の「アーナーパーナサティ・スートラ」と呼ばれる呼吸法の教えに基づいています。
お釈迦様が関係するという事は、宗教なの??
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、マインドフルネスは医療や福祉といった側面でもアプローチが可能なように、宗教色を一切排除し、メディテーション(瞑想)に関する部分に特化したところに特徴があります。
それでは、ここからはマインドフルネスについて、語源から歴史まで、簡単に理解頂けるように、少し細分化して見てみたいと思います。
mindful(マインドフル)の意味
「マインドフルネス」の語源については、mindful(マインドフル)とfulness(フルネス)の両方がくっついて創られた言葉になります。
前半のmindful(マインドフル)は、英語で「気を配る」という意味になります。
マインドフルネスは、「今ここに集中」するメディテーション(瞑想)なので、気を配るのは「今この瞬間」という事を意味しています。
fulness(フルネス)の意味
一方、後半のfulness(フルネス)ですが、英語で「状態」という意味になります。
常に状態を「現在に保つ」という意味で考えた場合に、マインドフルネスは「常に現在に気を保ち続ける」という意味で捉える事が出来ます。
メディテーション(瞑想)の意味
次に、メディテーション(瞑想)ですが、「心を静めて神に祈ったり、何かに心を集中させる事」という意味になります。
つまり、マインドフルネスメディテーション(瞑想)というのは、
「今ここに常に集中し、心を鎮めるために行う行為」
という事になりますので、マインドフルネスのやり方も様々ありますので、次にマインドフルネスをこれから始めるという方に基本的なやり方をご紹介していきます。
マインドフルネスの効果は、こちらの記事でまとめています。
マインドフルネスのはじめ方
それでは「マインドフルネス」のはじめ方について、ここからはお伝えしていきます。
私自身、マインドフルネスを習ったのが2018年ごろですが、そこから2年定期的に行ってきたのを2020年より毎日行うように変更しました。
そのため、実践型のマインドフルネスという事になり、インストラクター資格は持っていません。
しかし、実践する中で、マインドフルネスメディテーション(瞑想)が飽きないように工夫していますので、参考になればと思います。
ステップ1 マインドフルネスを行う環境を準備
「マインドフルネス」は環境は重要です。
静かな部屋もしくは、川のせせらぎなど自然の音やヒーリング音を流しながら行うのも良いでしょう。
ただし、「歌詞の入った音楽(邦楽、洋楽)」はNGです。
また、身の回りの余計なもの、例えばメガネやアクセサリーなどは外しておきましょう。
教材によっては、「寝ながらマインドフルネス」も可能と推奨する方もいますが、個人的にはあぐらをかくか椅子に座って行う方がメディテーション(瞑想)感が出て良いでしょう。
マインドフルネスメディテーション(瞑想)を行うステップは
- 環境と姿勢を整える「調身」
- 呼吸を整える「調息」
- 心を整える「調心」
の3ステップになります。
ステップ2 マインドフルネスを行う下準備
それでは、マインドフルネスメディテーション(瞑想)へと入っていきたいのですが、その前に背筋をしっかり伸ばし、腰骨を立てて、糸で頭のてっぺんから吊り下げられているかのイメージで、姿勢を正していきましょう。
姿勢が整えば、まず始めに「丹田呼吸法」から始めていきましょう。
丹田呼吸法は、へその少し下あたりに窪みがある「丹田」と呼ばれるところを意識して取り組む呼吸法です。
丹田にしっかり空気を送り込み、丹田に入れた空気をゆっくりと吐き出す。
ポイントは、「ゆっくり吸って、ゆっくり吐く」というところで、長く呼吸を続ける方が良いでしょう。
ステップ3 マインドフルネス瞑想へ入ります
それでは、息が整ってきたところで、マインドフルネスへと入っていきます。
「心を整える」ために、「今ここ」に集中しはじめます。
まずは鼻から入る息に意識を向け、鼻から出る息に意識を向ける。
次に身体を使って、身体の一部位に注目をしていきます。例えば、右足の親指に意識を集中してみたり、腸に集中してみたり、それぞれの身体の部位に注目します。
様々な身体の部位がありますが、どのような動きをしているかな?とか、今もそこに存在する身体の一部だけに集中する事で、いつもと違う感覚が味わえるはずです。
次に五感を使って、今ここに集中していきましょう。
目を瞑っている方なら、目を軽く開けて薄目の状態で見えるものをボーと眺めてみたり、聞こえてくる音に集中してみたり、肌に触れる感覚に意識を向けてみましょう。
時間にして、15~20分程度を目安に、「今ここ」にあるモノ、五感などを活用して集中していくようにしてみましょう。
マインドフルネスの本で人気のものを集めました
続いて、マインドフルネスに関して、楽天やAmazonで人気の本をいくつかご紹介します。
マインドフルネスに関する楽天で人気の本
楽天のレビューで並び替えし、上位3つの本を紹介します。
「マインドフルネス瞑想ガイド」は、マインドフルネスメディテーション(瞑想)の創始者であるジョン・カバット・ジンが、CDで教えるマインドフルネスです。
4枚のCDでは、
- ボディスキャン瞑想
- マインドフル・ヨーガ1
- 静座瞑想
- マインドフル・ヨーガ2
を学ぶ事が出来ます。
「脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法」は、マインドフルネス協会の代表理事を務める吉田昌生さんが書かれた本です。
この本で価値があると感じた点は、「30代~60代の男女7名のモニタリニグの声が読める」という点です。
実際に、マインドフルネスに取り組んだ方たちが、どんな変化があったのか?生の声として参考にするのに良い方法かと思います。
「マインドフルネスストレス低減法 」を提唱したジョン・カバット・ジン氏の著書です。
医療分野の臨床の事にも触れられたり、なぜマインドフルネスが良いのか?を科学的なアプローチからも検証しています。
マインドフルネスに関するAmazonで人気の本
次に、Amazonのレビューの評価順に並び替えし上位3つの本を紹介します。
「もしここが天国だったら?― あなたを制限する信念から自由になり、本当の自分を生きる」
ステージIVの末期癌から臨死体験を経て生還したアニータ・ムアジャーニが書いた本ですが、
「天国とは特定の場所を意味するのではなく、存在のあり方にほかならないのです。」
と記すように、自分自身を愛し、ありのままの自分で良い事に気付ける良書です。
マインドフルネスと一見関係がないように思えますが、マインドフルネスの先にある世界観を見せてくれている一冊なのかもしれません。
「ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室」の著者ジェレミー・ハンターは、今の時代を生き抜くために必要なのは「セルフマネジメント」と言い切っています。
マインドフルネスに限らず、いかに心を鎮めることが必要なのか?が分かる良書です。
「人生が変わる授業」が書籍化されたという事で注目の一冊です。
「いのちの知恵 人生を深く生きるために」の著者望月勇氏は、ヨーガを通して、気に目覚めた方で、インドへの修行でグルよりヨーガの秘伝を授かりロンドンを拠点にヨーガ気功教室を開いている方です。
マインドフルネスに関するNHK出版の本
「ストレスに負けない!!心のストレッチ はじめてのマインドフルネス」の著書熊野宏昭さんは、NHKにも出演しマインドフルネスの解説をしています。
書籍で読みたいという方で、初心者向けになっていますので、マインドフルネスの入門編として読まれると良いでしょう。
子供向けのマインドフルネスに関する本
また、マインドフルネスは、大人だけでなく、子供でも簡単に導入出来るメディテーション(瞑想)法ですので、マインドフルネスの可能性を自分だけに留めず、子供と一緒にやるのもおすすめです。
「心が落ち着き、集中力がグングン高まる! 子どものためのマインドフルネス」は、子供に興味を引かせるように雲や木になってみたり、猫の背伸び、くまの呼吸をマネしたりと、簡単な30個のエクササイズを用意しています。
子供と一緒にマインドフルネスをやりたい方に、おすすめの本です。
マインドフルネスとは何か?意味を知れば瞑想しないと人生迷走する可能性に気付けます まとめ
マインドフルネスは、「今ここに集中し気を鎮める」瞑想法ですが、心を整えるために、身体の姿勢を正し、呼吸を整えるので、身体に一つ芯が通ったような状態になります。
マインドフルネスを続ける事で、見えない身体の芯がしっかりとブレない事で、心の平穏を保ち、感情をコントロール出来、そしてモノの見方や考え方も自由になっていきます。
マインドフルネスをするのにお金もかけず、タダで自宅で15分程度座るだけで、心の状態が整い、集中力がアップし、心の良い状態を維持できるのであれば、それはとても価値がある事では無いでしょうか??
世の中には、様々な自己啓発やメンタルトレーニングのため、高額なセミナーやトレーニングを行うよなところもありますが、様々な自己啓発をしてきた私だからこそ分かりますが、
「マインドフルネスを毎日やるだけで十分」
と、個人的には結論づけています。
「人生、瞑想しなければ迷走するよ」
とマインドフルネスを教わった方が言っておられましたが、まさにその通りだと納得し、毎日朝に取り入れています。
毎日ほんの少しだけ、至福の15分をあなたの心に栄養を注ぐために行って頂くのに、マインドフルネスメディテーション(瞑想)の可能性を感じて頂ければ幸いです。
マインドフルネスと他の瞑想の違いは、こちらの記事でまとめています。