Googleビジネスプロフィールの投稿|続けるための頻度と種類
Googleビジネスプロフィールの投稿機能は、開設した直後がいちばん盛り上がります。
新商品、開店の挨拶、営業時間の案内。最初の数週間はネタに困りません。うちも同じでした。
問題はそのあとです。パン屋を2店舗まわしていると、投稿の優先順位はどうしても後ろに下がり、気づけば1か月以上更新していない、ということが何度もありました。
投稿を増やせと言われても、日々の製造や接客の合間に、投稿用の文章を新しく考える余裕はなかなか作れません。
それでも投稿を続けているのは、続ける仕組みさえ作れば、負担はそこまで大きくならないと分かったからです。
結論から書きます。
Googleビジネスプロフィールの投稿で大事なのは、ネタの多さではなく、種類を絞ることと頻度を固定することです。この2つを先に決めてから、続けるための仕組みを作ります。
もくじ
Googleビジネスプロフィールの投稿は、種類を3つに絞ると迷わない

投稿を始める前に、まず何が投稿できるのかを一度だけ確認しておきます。
投稿できる種類は、最新情報・特典・イベントの3つ
Googleは「ビジネス プロフィールの投稿を作成、管理する」で、投稿の種類として最新情報・特典・イベントの3つを挙げています。
最新情報は説明文と写真、動画のほかにリンク付きの操作ボタンを追加できる形式です。
特典はタイトルと日付・時刻を指定し、クーポンコードにも対応しています。イベントはタイトルと開始日・終了日、開始時刻・終了時刻を追加する形式です。
3種類あると聞くと使い分けを考えたくなりますが、うちが実際に使っているのはほとんど最新情報だけです。
特典やイベントは、期間限定のキャンペーンをやるときだけ使います。
パン屋という業態では、日々の投稿の大半が新商品や季節の商品の紹介になるため、最新情報の形式でほぼ足りています。
種類を最初から全部使おうとせず、まずは1種類を使いこなしてから広げるという順番のほうが、結局は長く続いています。
うちが実際に使っているのは、ほぼ「最新情報」だけ
種類を絞る理由は単純で、種類を使い分けるほど、投稿を作る手間が増えて続かなくなるからです。
特典やイベントは入力項目が多く、日付や時刻の設定を毎回考える必要があります。毎日の投稿にそこまでの手間をかけると、続けること自体が目的からずれていきます。
最新情報だけに絞ると、書くことは「何を」「いつ」「どう見せるか」の3つで済みます。
うちの場合は新商品の写真と、一言のコメントだけで十分です。凝った文章を書こうとするほど筆が止まるので、あえて短く済ませるようにしています。
具体的には「本日の新商品」「今週の焼き上がり時間の変更」「季節限定のパン」の3パターンを回しているだけです。
特典やイベントの形式は、周年イベントや季節のキャンペーンをやる年に数回使う程度に留めています。
使う頻度が低い機能ほど、使い方を毎回思い出す手間がかかるので、普段の投稿からは切り離しています。
種類を使い分けるかどうかは、目的が「案内」か「行動を促す」かで決める
3つの種類のどれを選ぶかで迷ったときは、その投稿で何をしてほしいのかを先に考えるようにしています。
単に商品や営業時間を知らせたいだけなら最新情報で十分です。期間内に来店してほしい、クーポンを使ってほしいという行動を促したいときだけ、特典やイベントを使います。
目的を決めずに種類を選ぼうとすると、毎回どれを使うか迷う時間が発生し、それが投稿を後回しにする一因になっていました。
投稿の頻度は、曜日を固定してから安定した

種類の次は頻度です。ここで自分は何度も失敗しました。
頻度を上げようとして、最初は続かなかった
最初は「できるだけ多く投稿したほうがいい」と思い込み、毎日投稿を目標にしていた時期があります。
結果は長続きしませんでした。忙しい週に1日飛ぶと、翌日にまとめて2件投稿しようとして、それも面倒になり、結局1週間空くということを繰り返していました。
投稿が安定したのは、曜日と時間を固定して、その週にやることを1つだけに絞ったときからです。
毎週やることが複数あると、忙しい週にすべて後回しになります。1つに絞っておけば、飛んでも次の週に戻せます。
うちでは焼き上がりのタイミングでそのまま撮影し、その場で投稿する形にしてから、撮影のための時間を別に取る必要がなくなりました。
「毎日投稿」を目的にしていないか、一度確認する
MEO対策の基本をまとめたMEO対策のやり方でも触れていますが、毎日投稿すること自体が対策の目的ではありません。
投稿の頻度を上げることよりも、正確な情報を切らさないことのほうが、来店への影響は大きいと感じています。
頻度に迷ったときは、無理のない周期を先に決めて、それを守ることを優先しています。
うちの場合は週2回程度です。多い週があってもよいですが、下限を守ることのほうが、長く続ける上では重要でした。
曜日を固定するときに意識したのは、投稿を作る作業を、すでにある別の作業にくっつけることです。
うちは焼き上がりの写真をどのみち毎日撮っているので、その中から投稿に使う1枚を選ぶだけにしました。
投稿のために新しく時間を確保しようとすると、忙しい日から真っ先に削られます。既存の作業の延長線上に置くほうが、結果的に続きやすいと感じています。
投稿が続かない原因は、ネタ切れではなく設計にあった

投稿が止まる原因は、たいていネタがないことではありません。
2店舗になって、投稿を使い回しそうになった
2店舗を運営するようになってから、もう1つ気をつけていることがあります。
投稿の内容を、もう一方の店舗のものと同じにしないことです。
1号店の新商品案内をそのまま2号店にも貼りたくなる場面がありますが、営業時間も客層も違う店で同じ投稿を出すと、どちらの店の案内としても中途半端になります。
祝日や臨時休業の案内は特に注意しています。1号店と2号店で休業日が異なる時期もあるため、片方の投稿をコピーして日付だけ直し忘れる、という失敗を一度しました。
それ以来、店ごとに投稿を作るタイミングを分けるようにしています。
この失敗に気づいたきっかけは、お客様から「投稿と実際の営業時間が違う」と指摘を受けたことでした。
投稿は一度出すと目立つ場所に残るため、間違いに気づかれやすい情報でもあります。
だからこそ、コピーで済ませたくなる場面ほど、店ごとに手を止めて書き直す時間を取るようにしています。急いでいるときほど手間を省きたくなりますが、そこで省いた確認が後から手間になって返ってきました。
止まったときに、凝った投稿で再開しようとしない
投稿が止まってしまったとき、再開のハードルを自分で上げてしまうことがあります。「せっかく再開するなら、しっかりした投稿にしよう」と考えると、準備に時間がかかり、結局また先延ばしになります。
うちで決めているのは、止まったらいちばん軽い投稿から戻すことです。凝った文章や特典の設定は後回しにして、まず1枚の写真と一言だけで再開します。
再開のハードルを下げておくほうが、空白期間が短くなると実感しています。
止まったことに気づく仕組みを、別に持っておく
もう1つ効いているのは、投稿が止まっていること自体に気づく仕組みを持つことです。
忙しい時期は投稿を忘れていることにすら気づきません。
うちでは、週次の数字記録をつけるタイミングで「今週プロフィールを更新したか」を1行だけ書き添えるようにしています。
分析のためではなく、止まった週を後から見返して気づくためのものです。この1行があるだけで、2週連続で空欄が続いたときに、次の週は最優先で投稿するという判断がしやすくなりました。
投稿の効果は、閲覧数ではなく経路案内と電話で見る

投稿を続けた結果をどう判断するかも、決めておく必要があります。
6か月で投稿はアーカイブされる。放置は評価にもつながらない
Googleは同じヘルプページで、期間を設定していない投稿について、6か月が経過するとアーカイブされると案内しています。
表示される場所は、モバイルではGoogle検索やマップの「最新情報」タブ、パソコンではオーナー セクションです。
つまり、一度投稿して満足しても、半年経てば見えなくなります。投稿は「出して終わり」ではなく、続けることで初めて意味を持つ仕組みだと理解しておくほうがよさそうです。
投稿を切り替えた週の数字だけ見比べる
うちでは、投稿の効果を閲覧数では見ていません。
見ているのは、電話をかけた数、経路案内を使った数、ウェブサイトへ移動した数の3つです。
閲覧数が伸びても、この3つが動いていなければ、見られてはいるが選ばれていないと判断しています。
週次で数字を記録する習慣は、もともと売上や客数のために続けていたものですが、そこにプロフィールの更新内容も並べて残すようにしてから、投稿を変えた週と数字の動きがつながって見えるようになりました。
変える要素は一度に1つに絞っています。投稿と写真を同時に変えると、どちらが効いたのか分からなくなるためです。
数字が伸びなかった週があっても、投稿をすぐにやめる判断はしていません。
天候や近隣の工事など、プロフィールの外側で客数が動く週もあるため、数週間続けて比べてから判断するようにしています。
1回の結果だけで一喜一憂すると、続けること自体が負担になってしまいます。効果を急いで求めすぎないことも、投稿を長く続けるための条件の1つだと考えています。
まとめ|Googleビジネスプロフィールの投稿は種類と頻度で決まる
要点を整理します。
- 投稿の種類は最新情報・特典・イベントの3つ。日常の更新は最新情報だけで足りる
- 頻度は多さより曜日と時間を固定することを優先する
- 投稿が続かない原因の多くはネタ切れではなく設計にある
- 2店舗以上を運用するなら、投稿の使い回しをしない
- 効果は閲覧数ではなく、電話・経路案内・ウェブサイトの3つで見る
- 投稿は6か月でアーカイブされる。続けること自体が評価につながる
Googleビジネスプロフィールの投稿に迷ったら、まず種類を1つに絞り、頻度を無理のない周期に決めてみてください。
凝った投稿を目指すより、続く形を先に作るほうが、結果として投稿の回数は増えていきます。
日々の業務の中に投稿を作る動作を組み込めるかどうかが、続けられるかどうかの分かれ目になると感じています。
プロフィール全体の優先順位はGoogleビジネスプロフィールの使い方にまとめていますので、合わせてお読みください。







