店舗のSNSはどれから始めるか、予算ゼロで判断できる基準がある
LINE公式、Instagram、X、TikTok。店舗のSNSは種類が多く、どれから手をつければいいか迷う方は多いと思います。
私も2店舗のパン屋を運営していて、広告費をかけずに育ててきたSNSが2つあります。
この記事では、店舗のSNSはどれから始めるべきか、うちが実際にやってきたことをもとに整理します。
結論から書きます。店舗のSNSはどれから始めるかを決めるとき、最初に見るべきは自分の好みでも流行りでもなく、すでに来店している客がいるかどうかです。
客がいる店舗と、これから客を作る店舗とでは、始めるべき順番が変わります。
もくじ
店舗のSNSはどれから始めるか、予算ゼロで判断できる基準がある

私がいま運用しているSNSは、LINE公式が登録10,000人以上、Instagramがフォロワー9,000人程度です。
どちらも広告費をかけずに、来店したお客様に育ててもらった数字です。
「何を投稿するか」より先に「誰に届けるか」を決める
店舗のSNSを始めようとすると、まず投稿する写真や文章の作り方から考えがちです。
私も最初はそうでした。ですが、投稿の作り方より先に決めるべきことがあります。
それは、そのSNSを誰に届けるかです。
すでに来店しているお客様に情報を届けたいのか、まだ店を知らない人に見つけてもらいたいのか。この2つは目的が違うため、始めるSNSも変わってきます。
予算がなくても、来店客がいれば始められる
広告費をかけられる店舗であれば、選択肢は広がります。
ですが、私のようにまず予算ゼロで始めたい店舗にとって、頼れるのは広告費ではなく、すでに店に来ているお客様の数です。
来店客に登録してもらう形のSNSは、広告費をかけなくても伸ばせる余地があります。
来店客がいる店舗なら、SNSはLINE公式から始めると早い

うちがまず育てたのはLINE公式でした。登録が増えた理由は、広告でもキャンペーンでもなく、店頭での声かけと、店内に置いたPOPやチラシでの告知でした。
声かけとPOPだけで、登録は着実に増えていく
来店してくれた人にその場で伝える。これだけのことですが、遠くにいる知らない人に広告を届けるより、確実に反応があります。
うちはこの方法で、LINE公式の登録を10,000人以上まで増やしてきました。
特別な仕掛けをしたわけではなく、レジ前や会計のタイミングで案内を続けてきた結果です。
チラシやポスティングだけでは、登録は増えなかった
一時期、チラシとポスティングだけで集客を試みたことがありますが、思うようには増えませんでした。
効いたのは、来店した人にその場で直接伝える方法でした。
店舗のSNSをどれから始めるか迷ったとき、外に向けて配る施策より、すでに店に来ている人に働きかける施策のほうが、反応につながりやすいというのがうちの実感です。
LINE公式は、雨の日にも武器になる
LINE公式を育てておくと、天候にも強くなります。うちの実測では、雨天時の客数減は10%程度にとどまっています。
登録者に向けてプッシュ配信ができる状態を作っておけば、天気が崩れた日でも客数を作れるからです。
店舗のSNSをどれから始めるか、予算ゼロで判断するなら、この積み上げが効いてくるLINE公式は有力な候補です。
写真映えする商品があるならInstagram、なければ無理をしない

私はInstagramも運用していて、フォロワーは9,000人程度まで育っています。
ただしInstagramは、LINE公式とは向いている条件が違うと感じています。
Instagramは「見て楽しい」が伝わる商品と相性がいい
パンのように見た目で魅力が伝わる商品を扱っている店舗であれば、Instagramは有力な選択肢です。
写真1枚で商品の魅力がある程度伝わるため、文章での説明に頼らずに興味を持ってもらえる場面があります。
写真映えしない業態で無理にInstagramを主軸にしない
一方で、見た目だけでは魅力が伝わりにくい業態もあります。
そうした店舗が無理にInstagramを主軸にすると、投稿のネタ探しだけで手が止まってしまいます。
店舗のSNSをどれから始めるか考えるとき、自分の店の商品が写真で魅力を伝えやすいかどうかは、外せない判断材料です。
投稿を続ける負担も、始める前に見ておく
Instagramは写真の撮影と選定に手間がかかります。
LINE公式のように登録者へ直接メッセージを送る形と比べると、日々の運用にかかる時間の質が違います。
私も2店舗を運営しながらの投稿は簡単ではなく、続けられる頻度をあらかじめ決めてから始めています。
全部同時に始めない。SNSは1つに集中してから広げる

店舗のSNSをどれから始めるか迷ったときにいちばん避けたいのは、複数を同時に始めて、どれも中途半端になることです。
1つに絞ってから、次を足す
うちもLINE公式とInstagramを同じ時期に同じ熱量で始めたわけではありません。
まず来店客への声かけからLINE公式を育て、運用が回るようになってから、Instagramに手を広げました。
同時に始めていたら、どちらも手が回らず、中途半端なまま止まっていたと思います。
手が回る範囲を、先に決めておく
2店舗を運営していると、SNSにかけられる時間には限りがあります。
だからこそ、店舗のSNSをどれから始めるかだけでなく、どこまで手を広げるかも先に決めておく必要があります。
1つのSNSを育てる過程で、投稿にかかる時間や、反応を確認する頻度がつかめてきます。
その感覚をつかんでから次のSNSに手を広げるほうが、結局は遠回りになりません。
迷ったら、いま来店しているお客様に聞くのがいちばん早い
どのSNSを見ているか、何を知りたいかは、業態や地域によって変わります。
私の場合は、来店客との日々のやり取りの中で、LINE公式を先に育てる判断ができました。
店舗のSNSをどれから始めるか迷ったときは、遠くの成功事例より、いま目の前にいるお客様の反応を先に見ることをすすめます。
有料note「店舗集客の教科書」では、SNS以外も含めた集客の優先順位の考え方をまとめています。あわせて、Googleマップでの集客を伸ばす方法もSNSと並行して育てておきたい土台です。
まとめ|店舗のSNSはどれから始めるか、1つに集中して広げるのが近道
店舗のSNSをどれから始めるかについて、ここまでの内容を整理します。
- 予算をかけられない店舗ほど、すでに来店している客がいるかを最初の判断基準にする
- 来店客がいるなら、声かけとPOPで伸ばせるLINE公式から始めると早い
- 写真映えする商品があるならInstagramも候補になるが、なければ無理に主軸にしない
- 複数のSNSを同時に始めず、1つに集中してから次に広げる
- 迷ったら、遠くの成功事例より、いま来店しているお客様の反応を見る
私がLINE公式を10,000人以上、Instagramを9,000人程度まで育てられたのは、特別なノウハウを持っていたからではなく、来店客への声かけという地味な作業を続けてきたからです。
店舗のSNSをどれから始めるか迷っている段階なら、まずは今日来店したお客様に、ひとこと声をかけることから始めてみてください。
集客の土台となるGoogleビジネスプロフィールの育て方はGoogleマップでの集客を伸ばす方法に、年間を通じた施策の組み立て方は飲食店の販促は年間カレンダーで組むと精度が上がるにまとめています。SNS運用を含めた集客の優先順位は、有料note「店舗集客の教科書」でも扱っています。
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