岡本太郎の名言や格言【英語付き】有名な芸術は爆発だはじめ仕事の参考になる本をまとめました
太陽の塔はじめ様々な芸術作品を残した岡本太郎の名言や格言をまとめました。
有名な言葉「芸術は爆発だ」はじめ、様々な言葉から仕事のヒントに繋がるインスピレーションを得ましょう。
この記事を読む事で、岡本太郎の思考を学ぶ事ができ、あなたのビジネス意識も向上し、より豊かな人生を歩むきっかけ、ヒントを得る事が出来ます。
もくじ
岡本太郎のプロフィール
1911年神奈川に生れた岡本太郎は、1930年~1940年までをフランスで過ごし、抽象美術運動やシュルレアリスム運動にも接触しています。
フランスにいた時に、ポール=ローザンベール画廊でパブロ・ピカソの作品「水差しと果物鉢」を見て、強い衝撃を受け、ピカソを超える事を目標に絵画に打ち込むようになりました。
1942年には軍備増強で陸軍兵として中国戦線へ出征、戦後日本へ帰国し、一から絵画の製作に打ち込みます。
新聞広告では、
「絵画の石器時代は終わった。新しい芸術は岡本太郎から始まる」
と日本の美術に対しての宣戦布告を行った事でも知られています。
岡本太郎の人生観
著書「自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか」には、岡本太郎の強烈な人生観がにじみ出ている言葉がたくさん出てきます。
著書の中では、
- 意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない
- 個性は出し方 薬になるか毒になるか
- 相手の中から引き出す自分 それが愛
- あなたは常識人間を捨てられるか
について、岡本太郎らしい発想でまとめられていますので、是非とも読んで頂きたい一冊です。
岡本太郎の有名な名言や格言【英語付き】
続いて、岡本太郎の本やコメントの中から有名な言葉を抜粋した紹介していきます。
岡本太郎の名言その1 傍観者
人生に命を賭けていないんだ。だから、とかくただの傍観者になってしまう。
英語 I’m not betting on life. So anyway, you’re just a bystander.
自分の人生に本気になれば、ただの傍観者でいる事は出来ないはずです。
人生を賭けて、自分は何が出来るのか?人生の目的を見出し、ひたすらに取り組みましょう。
岡本太郎の名言その2 飛び込む
いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。
英語 Okay, if you’re scared
人は恐怖や不安を持つ生き物です、不安にかつ事自体が難しいのですが、それでも何かに取り組む時には、恐怖に打ち勝つ必要があります。
そのためにも、思い切って飛び込んでみる事も時には必要です。
岡本太郎の名言その3 閉じこもる
人間は精神が拡がるときと、とじこもるときが必ずある。強烈にとじこもりがちな人ほど逆にひろがるときがくる。
英語 There is always a time when humans spread their spirits and sometimes when they stay. The more intensely people tend to stay, the opposite time will come.
反動は力になります、バネを思い出して頂ければ分かりやすいのかもしれませんが、バネは伸び切った状態では力が入りませんが、グッと縮こまった時に大きな反動を得ることが出来ます。
岡本太郎の名言その4 跳ぶ
人間にとって成功とはいったいなんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
英語 I wonder what success is to humans. After all, I wonder how much I challenged my dream and whether I made an effort.
成功を掴む人は、結局は努力した人、チャレンジした人だけです。
すべての人に共通する成功原則があるとすれば、とてもシンプルだという事ですね。
岡本太郎の名言その5 友達
友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分を貫いていけば、本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる。
英語 You can become a person who is really pleased by everyone, if you stick to yourself and be isolated from your friends without thinking that your friends will like you.
馴れ合いだけの友達ではなく、時には叱咤激励してくれたり、一緒に泣いてくれる、そんな心の通い合う友達を見つける事です。
本当の友達に出会うには、自分自身も真の姿をさらけ出す必要がありますし、自分だけでなく、他人も喜ばせ、幸せにしようと努力する人こそ、成功者になれるのでは無いでしょうか。
岡本太郎の名言その6 ありのまま
自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ。
英語 Directly looking at yourself, it is strength.
自分自身に嘘をつかず、自分のあるがままの姿をさらけだす事は、本当に勇気のいる事です。
自分自身の強さを試されているような自分との向き合い方、時には辛い事もあるかもしれませんが、自分自身と向き合い、自己成長へと繋げましょう。
岡本太郎の名言その7 気まぐれ
気まぐれでも、何でもかまわない。ふと惹かれるものがあったら、計画性を考えないで、パッと、何でもいいから、そのときやりたいことに手を出してみるといい。不思議なもので、自分が求めているときには、それにこたえてくれるものが自然にわかるものだ。
英語 It doesn’t matter if it is whimsical or anything. If something suddenly attracts you, don’t worry about planning, just do whatever you want, and try to do what you want to do at that time. It’s a mystery, and when you’re asking for it, you’ll naturally see what will answer.
何よりも大事なのはアイデアではなく、行動する事です。
間違っているのかどうかは、やってみないと分からないですし、まずはやってみてから分かる事もあります。
岡本太郎の名言その8 不器用
下手のほうがいいんだ。笑い出すほど不器用だったら、それはかえって楽しいじゃないか。
英語 I’m better off If you’re clumsy enough to make you laugh, that would be fun.
上手くやろうとすると、100%の力を発揮する事ができないものです。
それよりも、何をする場合でもまずは「楽しむ」事が大事なのでは無いでしょうか。
岡本太郎の名言その9 貧困
むかしの夢によりかかったり、くよくよすることは、現在を侮辱し、おのれを貧困化することにしかならない。
英語 It is only insulting the present and making poverty of me that I depend on my old dream and humiliate.
過去の事は、過去の事として精算しておくと良いでしょう。
経験は重要ですが、過去や慣習に縛られすぎるのは良く有りませんし、今を大事にしてみてはいかがでしょうか?
岡本太郎の名言その10 生きる
この瞬間、瞬間に、若さとか、年よりとか、力があるないとか、才能とか、金とか、あらゆる条件を超えて、その持てるぎりぎりいっぱいの容量で挑み、生きるということだ。
英語 At this moment, at every moment, youthfulness, older age, lack of power, talent, money, and so on, challenge and live with the capacity you can have.
今持てる力を100%発揮しましょう、後先を考える必要もなければ、自分自身の力量を考える必要もありません。
生きるという事は、その瞬間瞬間を一生懸命に生きる事、そのものなのかもしれません。
岡本太郎の名言その11 創造
きみはあなた自身を創造していると思いなさい。
英語 Think of you as creating yourself.
誰の人生でもありません、あなたの人生ですから、あなた自信がデザインする事は大事です。
人に人生の舵取りを任せるような生き方は、今すぐにでもやめましょう。
岡本太郎の名言その12 価値観
自分の価値観を持って生きるってことは嫌われても当たり前なんだ。
英語 It’s natural to hate living with your own values.
自分の価値観が、必ずしも誰かと一致するというわけではないですし、自分の価値観を貫くという事は、相手の価値観を否定する事も多いです。
時には、相手から嫌われることもあるかもしれませんが、そんな時でも自分自身の考えを貫くのも大事な事もあります。
岡本太郎の名言その13 恋愛
恋愛だって芸術だって、おなじだ。一体なんだ。全身をぶつけること。そこに素晴らしさがある。
英語 Love and art are the same. What the heck is it. Hitting the whole body. There is splendor there.
まずは、何事も全力で事にあたりましょう、全力でやるからこそ納得感がありますし、後悔が生れません。
中途半端に事にあたると、あとで後悔するだけですので、当たって砕けろくらいの気持ちでやってみてはいかがでしょうか。
岡本太郎の名言その14 流行
流行なんて、文字どおり流れていく。
英語 Trends literally flow.
流行ほどいい加減なものはないですし、トレンドは誰かの手によって作られたものです。
流行を先取りするのも大事ですが、いつの時代にも変わらない原理原則を大切にする事は、もっと大切な事では無いでしょうか。
岡本太郎の名言その15 危険
危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。
英語 The road that is dangerous is always the road you want to go.
人の心の底には、実は「リスク」を受け入れようとするところがあるのかもしれません。
自分がリスクを取るべきかどうか、無意識(潜在意識)に委ね、潜在意識がいきたい方向へと向かえば十分なのでは無いでしょうか。
岡本太郎の名言その16 さんま
明石家さんまの言葉
「今日頑張って過ごせただけでも、自分を褒めよう」
が、岡本太郎さんの
「自分の姿をありのまま直視する、それは強さだ」
と似ているとして紹介されていました。
さんまの言葉、自分自身を褒める事は、案外やっているようでやっていない人が多いので、自分が一番自分を褒めるという事も大事かもしれません。
岡本太郎の名言その17 壁を破る言葉
不動のものが価値だというのは自分を守りたい本能からくる錯覚に過ぎないんだよ。破壊こそ創造の母だ。
英語 Immobility is just a illusion of your instinct to protect yourself. Destruction is the mother of creation.
壁があれば破壊すれば良いだけです。何も考えずにとにかく目の前の壁に対して、しっかりと自分を見つめ、今までの既成概念を破る事も時には大事なのかもしれません。
壁は自分自身だ。
英語 The wall is myself.
何か問題があるのは、実は自分の内面なのかもしれません、外的要因に問題を探すよりも、自分の中にこそ問題はないのか??見つめ直してみましょう。
岡本太郎の名言その18 子供
大体、いちばん素晴らしい絵を描くのは四、五才くらいの子どもだよ。
英語 Children who are about four or five years old usually draw the most wonderful pictures.
子供は直感力に優れ、常識に囚われないので、創造性が大人よりもあります。
子どもの創造力を引き伸ばしてあげるために、なるべく固定概念に当てはめないような教育が必要です。
岡本太郎の名言その19 アキラメロ
ぼくは口が裂けても、アキラメロなどとは言わない。
英語 Even if my mouth is torn, I don’t call it an akimelo.
いつでも諦めるのは簡単ですが、始めるのは難しいものです。
まずは、自分が諦めない事、最後まで喰らいついてでもやりきる事を意識しましょう。
岡本太郎の名言その20 美しい
人生は意義ある悲劇だ。それで美しいのだ。生き甲斐がある。
英語 Life is a significant tragedy. That’s why it’s beautiful. It’s worth living.
人生は悲劇の連続かもしれません、しかしそれぞれにドラマがあり、それぞれのヒューマンドラマこそ命を燃やす瞬間であり美しいのかもしれません。
生き甲斐は、そんな中に見出すのも良いかもしれませんね。
岡本太郎の名言その21 赤
「赤こそ男の色」
英語 ”Red is the color of a man”
言葉には続きがあり、
激しさを象徴する自分の全身を赤でそめたい。
ぼくが好きなほんとうの血の色というのは人間が生命を賭けて危険な冒険に挑みその結果、パッと噴出する血
と血がたぎり、血を燃やす、血の色が真っ赤になるくらいの沸騰感を「赤」という一言で想像できるのは、岡本太郎の言葉の力のような気がします。
岡本太郎の名言その22 絵
芸術は爆発だ
英語 Art is an explosion
岡本太郎の言葉の前後を見ると、
ぼくが芸術というのは生きることそのものである。
人間として最も強烈に生きる者、無条件に生命をつき出し爆発する、その言い方こそが芸術なのだということを強調したい。
という言葉を言っており、つまり自分の命を注ぎ込んだ「絵」そのものこそ、生きている存在感そのものだという事では無いでしょうか。
全身全霊をかけて爆発、つまり命を燃やし続け、より良い人生を歩もうとする岡本太郎さんの熱い気持ちが伝わってきます。
岡本太郎のおすすめの本
続いて、岡本太郎が残した本から、おすすめの書籍をいくつか紹介したいと思います。
今日の芸術―時代を創造するものは誰か
「今日の芸術は、うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない」
当時、斬新な画風と発言で大衆を魅了した岡本太郎の言葉を、たくさん楽しめます。
美の世界旅行/新潮社
1970年に世界を旅して回った岡本太郎の世界旅行の全記録を書籍にしたものです。
恐れと憧れを抱き続けたインド、熱く壮大なスペイン、全身が震えるほど愛するメキシコ、人生観が変わった韓国・・・岡本太郎の視点で旅行を楽しみましょう。
岡本太郎の名言や格言【英語付き】まとめ
岡本太郎の名言や格言いかがでしたでしょうか?
個人的な感想ですが、岡本太郎の発言は過激だという論評もありますが、そんなに激しいものではないと思いましたし、何より普遍的なポイントと捉えていると思います。
岡本太郎が現代人に残した芸術作品だけでなく、言葉の数々は我々がより良い生き方を求めるるために、ヒントになる事もあります。
是非とも、自分自身の置かれている状況と照らし合わせながら、参考になる部分は取り入れて頂ければと思います。