アインシュタインの名言集や格言はシンプルな言葉が多いので本を買って読むのもおすすめ
アルベルト・アインシュタインの名言集や格言はシンプルでも心に響くものが多いため、「アインシュタインの言葉」という本を購入し読んでいます。
この記事では、天才アインシュタインだからこそ感じれた戦争、恋愛、人生、教育、常識など、様々なカテゴリーにおける言葉や名言を通して、アインシュタインの思想に触れたいと思います。
もくじ
アルベルト・アインシュタインのプロフィール
アルベルトアインシュタインは、1879年ドイツに生まれ、相対性理論など物理学の常識を根底から変えた天才として知られています。
「20世紀最高の物理学者」、「現代物理の父」と呼ばれ、1921年にはノーベル物理学賞を受賞するなど、様々な功績を挙げています。
アインシュタインの残した言葉は、今も人生観、哲学観として受け継がれ、多数の本も出版されています。
アインシュタインの幼少期
ヘルマンアインシュタインとパウリーネコッホの間に長男として誕生したアルベルトアインシュタインは、幼少期の5歳ごろまであまり言葉を発して会話をする事はなかったそうです。
しかし、5歳の時に父親が渡した方位磁石をきっかっけに、自然界への興味を持ったり、ヴァイオリンを習い始めて、生涯ヴァイオリンを愛した事エピソードが残されています。
アインシュタインの性格
アインシュタインは、生真面目でおとなしい反面、おちゃめな性格であった事でも知られています。
一方、かんたんな数字や記号を記憶するのが苦手だったようで、新瓶記者のインタビューの時に光速度の数値を答えられなかった事もあったそうです。
記者からは小馬鹿にされたようですが、アインシュタインは、返す刀で
「本やノートに書いている事をどうして憶えておかないといけないのか」
と返して、その場を収めたそうで、このようなやりとり一つとっても、起点の効いたユーモア溢れる言葉が、人々の心を打つ理由がよく分かりますね。
アインシュタインの発明
アインシュタインのすごさを知るのに、様々な発明や研究発表を見れば一目瞭然なのですが、26歳の時にアインシュタインは「奇跡の年」と呼ばれる一年を送る事になります。
アインシュタインは、1905年(26歳の時)に
- 光量子仮説
- ブラウン運動の理論
- 特殊相対性理論
について5つの重大な論文発表を行っています。
また、1916年には「一般相対性理論」を発表し、1919年には一般相対性理論が物理学論として一定の地位を得る事になった事で、アインシュタインの名は世界中に轟く事になりました。
アインシュタインの名言や格言
アインシュタインの名言や格言は、20世紀最大の天才と呼ばれるだけあって、きわめて常識的、良識的、ウィットに富んだ言葉が多いです。
そのため、アインシュタインの名言や言葉で勇気づけられたり、元気が出たり、やる気に繋がったという方も多いので、ここではアインシュタインの名言や格言とその意味について、私なりの解釈も加えていきます。
アインシュタインの名言その1 挫折
挫折を経験したことが無い者は、何も新しい事に挑戦したことが無いということだ。
英語 Anyone who has never made a mistake has never tried anything new.
人は誰しも、一度や二度とは言わず、大なり小なり挫折した事があるはずです。
アインシュタインの言葉は当たり前のように聞こえますが、当たり前の事の中に、重要なヒントが隠されていて、何も挑戦しなければ、「経験という成長は得られない」という事を教えてくれてるアインシュタインの名言です。
アインシュタインの名言その2 理解
6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない。
英語 If you can’t explain it to a six year old, you don’t understand it yourself.
自分が理解しているかどうか、他人に説明してみると分かります。
相手が小さい子どもであっても伝わるようなそんな言葉や振る舞いを取らなければ、自分自身が心底理解しているとは言えないのでは無いでしょうか。
アインシュタインの名言その3 空想
空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。
英語 Imagination is more important than knowledge. Knowledge is limited. Imagination encircles the world.
人間には「想像力」という武器があります。知識を満たす事も出来ますが、知識はインプットしてからアウトプットし、想像を駆り立てる事をしなければ、意味をなしません。
アインシュタインの名言その4 困難
困難の中に、機会がある。
In the middle of difficulty lies opportunity.
平々凡々、順調にいっているうちは課題に気付かなければ、成長の機会にも恵まれません。
チャンスはピンチの時に訪れますので、困難がやってくればチャンスと捉えて進めていきましょう。
アインシュタインの名言その5 未来への希望
過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。
英語 Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning.
常に「なぜこうなるのか?」を問う癖をつけるようにしましょう。
トヨタには「なぜを5回繰り返す」という「なぜなぜ分析」と呼ばれるものがあり、問題解決のために自ら「なぜこうなったか?」を考える風土があります。
あなたも、なにか失敗した時、成功した時、その過去を振り返り、今から先に役立てる疑問を常に持ち続けるようにしましょう。
アインシュタインの名言その6 自転車
人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない。
英語 Life is like riding a bicycle. To keep your balance you must keep moving.
人生は何もしなくても時は流れます。
もし人生に失敗し、立ち上がれないという時は、自転車を立て乗り始めるところから始めなければなりませんが、その時に目標地点もなしに漕ぎ続けるのは苦痛が伴います。
自転車を漕いで、どこに行きたいのか?明確な目標地点を持つことは、自転車を漕ぐ意味(=つまり自分の人生を生きる意味)を見つけるのと同じです。
アインシュタインの名言その7 愚者
愚者と天才の違いといえば、天才には限度があるということだ。
英語 The difference between genius and stupidity is that genius has its limits.
天才に限度があるというのは意外な言葉のように思えますが、アインシュタインは天才とは「偏った傾向がある人」の事と定義する一面もあり、天才は自分が正しいと思うようです。
一方、愚者は常に愚か者で凡才として扱われる事も多いのですが、アインシュタインは愚者だからこそ、固まった固定観念で物事を見ず、自由に発想できるのでは無いか?と勇気を与えてくれている名言なのかもしれません。
アインシュタインの名言その8 無知
学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるか思い知らされる。自分の無知に気づけば気づくほど、より一層学びたくなる。
英語 The more I learn, the more I realize I don’t know. The more I realize I don’t know, the more I want to learn.
アインシュタインの知識欲は計り知れないですが、我々人間は、そもそも「好奇心の塊」です。
赤ちゃんの行動を想像して頂ければ理解しやすいと思いますが、目の前にあるものすべてに対して赤ちゃんは興味を示し、危険なものだとか判断をしませんよね?
あくまで赤ちゃんは純粋無垢な気持ちで、目の前の出来事に対して好奇心だけで行動をしているのです。
しかし、人間は成長をするにつれて、出来事に対して経験をしている事もあり、危険だと判断したり、感情で判断するようになっていきます。
目の前の事に自身の感情で判断せず、まずは学んで見るという気持ちも時には大事です。
アインシュタインの名言その8 人の価値
人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる。
英語 The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive.
我々は、受け取る側でもありますが、与える側に回ってこそ価値が高まります。
Giver(ギバー)&Taker(テイカー)という考え方があり、人に惜しみなく与える人のギバーと、真っ先に自分の利益を優先させるテイカーと分かれますが、テイカーはくれくれ君とも呼ばれていて、いつも無料で欲しがります。
また、ほしいと言ってので、与えたのに全くやろうとしない・・と与えた方も報われないとなりますが、ギバーは与えた人から返ってくるわけではなく、他から返ってくる事もあります。
まずは、たくさんの人に与えられるギバーとなるには、自分自身がインプットし、経験する事も大切です。
アインシュタインの名言その9 奇跡
人生には、二つの道しかない。一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることだ。
英語 There are only two ways to live your life. One is as though nothing is a miracle. The other is as though everything is a miracle.
いずれの道かと捉えるのも、結局は「自分次第」なところもあります。
奇跡などない困難などん底の人生だとすれば、ある人から見えれば、「もう無理だ」と諦めるような状況かもしれません。
しかし、別の人にとっては「落ちるところまで落ちたから、這い上がるだけ」と捉える事も出来ますし、前向きに出来事を捉えた時、すべての出来事に奇跡が起き始めるのでは無いかと思います。
アインシュタインの名言その10 成功者
成功者になろうとするのではなく、むしろ価値のある人間になろうとしなさい。
英語 Try not to become a man of success but rather to become a man of value.
ビジネスを通してお客様に提供するものは、商品でもなければ、サービスでもありません。
商品やサービスを通して「価値を与える」事です。
その価値を通して、気分が良くなったり、便利になったり、成功したりと、様々な経験を得られるのです。
決してスキルを得る事を目的とせず、得たスキルをしっかりとアウトプットし、価値ある人間へと成長していきましょう。
アインシュタインの名言その11 問題
手段の完璧さと、目的の混乱。この2つが、私達の主な問題に見える。
英語 A perfection of means, and confusion of aims, seems to be our main problem.
目的が不明瞭だと、手段がどれだけ完璧であっても、目的にそぐわない事が起きる可能性があります。
例えば、お金持ちになりたいと思った時に、何でお金持ちになりたいのか?お金持ちになって何をやりたいのか?が明確でなければ、お金持ちになった途端に人生終了します。
その目的を手に入れることで、自分自身が何を得られるのか?を明確にしておきましょう。
アインシュタインの名言その12 常識と偏見
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
英語 Common sense is the collection of prejudices acquired by age 18.
常識とは、あくまで世の中の基準として造られたもので、法律や規則はコミュニティーのルールとして当然に守られるべきものです。
しかし、文面通りに常識を捉えていても、実はそれは「植え付けられた常識」なのかもしれないという事に気付くと、モノの見方は変わってきます。
常識という色眼鏡を外し、目に見えるものだけでなく、見えないものまで神経を配る事で物事の見方、捉え方は変わってくる事をアインシュタインは言葉を通して教えてくれています。
アインシュタインの名言その13 シンプル
ものごとはできるかぎりシンプルにすべきだ。しかし、シンプルすぎてもいけない。
英語 Everything should be made as simple as possible, but not simpler.
スティーブ・ジョブズがiPhoneを開発した時に
「とにかくシンプルにしろ」
と指示し、今のインターフェイスに繋がっていますが、シンプルなデザインだったからこそ、複雑かつ苦労したとも言われています。
シンプルにするには、圧倒的なセンスとインスピレーションが必要ですし、思考もスッキリさせなけば、成し遂げる事は出来ないのです。
この大変さをアインシュタインも理解していたのでしょう、バランスが大事という事を教えてくれている名言です。
アインシュタインの名言その14 先のこと
私は、先のことなど考えたことがありません。すぐに来てしまうのですから。
英語 I never think of the future. It comes soon enough.
将来に不安を感じていても、あまり意味がありません。
気付けば、その未来はやってきますし、その時はあっという間にやってきますので、同じように時を迎えるのであれば、やれる事をやって時が来るのを待ったほうが効率的ですね。
アインシュタインの名言その15 情報
情報は知識にあらず。
英語 Information is not knowledge.
情報はただ得ただけでは、全く意味をなしません、得た情報を知識から経験に変えてはじめて役立ちます。
インプットした事は、必ずアウトプットするようにしましょう。
アインシュタインの名言その16 狂気
同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、それを狂気という。
英語 Insanity: doing the same thing over and over again and expecting different results.
もし、同じ失敗を繰り返しているのであれば、アインシュタインの言葉を深く心に刻んで頂ければと思います。
同じ失敗をするのは、「同じことを繰り返す」からであって、アプローチを変える必要があります。
「言われなくても変えているよ」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、人間が変えられるポイントは大きく分けて5つあります。
NLP(神経言語プログラミング)と呼ばれるアメリカの心理学をベースにした考え方の一つに「ニューロ・ロジカル・レベル」があります。
人間の内面には5段階のプロセスで変化を起こす事が可能で、
「環境 → 行動 → 能力 → 価値観 → アイデンティティ」
といった順番で変化を起こす事が出来ます。
よって、同じ失敗を繰り返さないために、
- 環境を変えてみる事
- 行動を変えてみる事
- 能力(スキル)を磨く(もしくは身につける)事
- 価値観を変える事
であなた自身のアイデンティティ(自分らしさ)という変化を起こす事が出来ますので、いずれかを変化させてみるという事を意識してみましょう。
ちなみに、潜在意識を書き換えし、変化を与える方法は、こちらの記事でまとめていますので、参考にして下さい。
アインシュタインの名言その17 天才
知識人は問題を解決し、天才は問題を未然に防ぐ。
英語 Intellectuals solve problems, geniuses prevent them.
私は、それほど賢くはありません。ただ、人より長く一つのことと付き合ってきただけなのです。
英語 It’s not that I’m so smart, it’s just that I stay with problems longer.
天才は、偏った考え方しか出来ないかもしれませんが、一方で天才だからこそ未然に問題を防いだり、同じ事を根気よく続けられるという側面もあります。
もし、1年、3年、10年と根気よくずっと続けられている事があるのでしたら、あなたはすでに天才の領域ですから、自信を持って他の事にもチャレンジする事をオススメします。
アインシュタインの名言その18 恋愛
誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある。
英語 Life isn’t worth living, unless it is lived for someone else.
愛は、義務より良い教師である。
英語 Love is a better teacher than duty.
人を愛する事、愛する者がいて、人はより強くなれるのでは無いでしょうか。
愛には無限の価値があります。
一生をかけて愛せる人と添い遂げる事ができれば、これに勝る幸せはありませんね。
アインシュタインの名言その19 相対性
可愛い女の子と一時間一緒にいると、一分しか経っていないように思える。熱いストーブの上に一分座らせられたら、どんな一時間よりも長いはずだ。相対性とはそれである。
英語 When a man sits with a pretty girl for an hour, it seems like a minute. But let him sit on a hot stove for a minute – and it’s longer than any hour. That’s relativity.
相対性理論をとても分かりやすく教えてくれる名言ですが、物事の陰と陽があるように、同じ1分という出来事でも、モノの捉え方や事実によって、全く出来事が変わってしまうというのです。
相反する事は、物事だけでなく心の中でも起きます。
愛するがゆえに暴力を振るうネグレクトであったり、気を引くために悪事を働くという事も相反する行動ですが、これらも相対性理論を通して考えると見えてくる事もありますね。
アインシュタインの名言その20 万有引力
人が恋に落ちるのは、万有引力のせいではない。
英語 Gravitation can not be held responsible for people falling in love.
人が恋に落ちるのは地球がしている事ではありませんし、重力のせいでもありません。
必然的に「恋をする」という気持ちを持って生まれてきたのです。
そして、恋をする感情は「種の保存」という事に繋がり、子孫繁栄となり、人間の歴史が創られてきたのでは無いか?と思います。
アインシュタインの名言 「神はサイコロを振らない」
アインシュタインは、「因果律は存在しない法則を受け入れない」立場を取っていて、原因があるから結果が起きると頑なに考えを曲げなかったのですが、現象が原因に基づかなくても確率的に起きる事が分かりました。
その法則こそ「量子力学」という物理学の基本原理となったのですが、この事を否定した時の言葉としてアインシュタインが言ったのが、
「神はサイコロを振らない」
という言葉でした。
アインシュタインと並び、名言や格言の本が大ヒットのニーチェの名言まとめました
アインシュタインの名言や格言が読める本
他にもたくさんのアインシュタインの名言や格言がありますが、すべてを紹介するのは難しいため、本をご紹介しますので、その中からあなたのヒントになるアインシュタインの名言を見つけて頂ければと思います。
「アインシュタイン150の言葉」は、サッカー日本代表として活躍した本田圭佑選手が母校の後輩たちに贈った本としても有名です。
本田選手が直接指導したり、思想を伝えることが出来ませんが、母校の選手たちに、アインシュタインを通して人生観を伝えるというとても粋な事ですね。
「アインシュタインの言葉」がベストセラーになったと広告で見たので、私も購入し読んだのですが、アインシュタインの言葉だけを純粋に楽しみたい方にオススメの書籍です。
誰かのしら解説や解釈がほしいという方には向いていない本かもしれません。
「アインシュタイン ひらめきの言葉」は、それぞれの名言と一緒に美しい天体写真も見れるので、心が落ち着く効果も期待出来るかもしれません。
アインシュタインの原子爆弾にまつわる誤解
アインシュタインは、
「アインシュタインが原子爆弾の理論を発見した」
「アインシュタインが原子爆弾の開発者」
という思い込みがあり、イメージを悪く持たれている方もいらっしゃいますが、実は完全な誤解です。
ナチスドイツが核エネルギーを使った爆弾を開発しているという事を懸念し、フランクリン・ルーズベルトに宛てた書簡で原子爆弾の開発を求めたというエピソードが独り歩きしたようです。
実際は、ドイツ軍の開発は開発まで程遠かった事もあり、アインシュタインは後に書簡を送った事は間違いだったという事を話しています。
アインシュタインの名言集や格言はシンプルな言葉が多いので本を買って読むのもおすすめ まとめ
アインシュタインの名言や格言、たくさんある中でどれかお気に入りの一つが見つかりましたでしょうか?
アインシュタインの言葉は、とても短いものが多いですが、その言葉一つ一つが核心をついており、自分自身の人生観や哲学観を変えてくれるものが多いです。
シンプルに物事を整理し、クリアな状態にしたい時に、アインシュタインの名言や格言はとても役に立つものばかりです。
ここで紹介しただけではなく、様々なアインシュタインの名言はありますので、もっと多くの名言に触れたいという方は、ネットで検索したり、本を買って読んで頂くのもおすすめです。
アインシュタインの名言や格言で、あなたの人生が少しでも実りあるものへと変化する事に役立てば幸いです。