Googleビジネスプロフィールの費用は、無料の範囲でほぼ足りた
以前、WEBコンサルティングの仕事でPPCやGoogle広告、FB広告の運用を代行する側にいたことがあります。
広告の運用には当然、媒体費と運用の手数料がかかります。そこから今のパン屋経営に移って、Googleビジネスプロフィールを2店舗分、自分の手で運用するようになりました。
最初にはっきりさせておきたいのは、Googleビジネスプロフィールそのものに費用は発生しないという点です。
ただ、店舗経営者からは「結局いくらかかるのか」「代行会社に頼むべきか」という相談をよく受けます。
広告を代行する側にいた経験と、いま無料の範囲で自分で運用している経験の両方から、費用というテーマについて書きます。
新しく店を出す人ほど、この不安を強く持っている印象があります。
開業準備には初期費用がかさむものが多いので、「集客のためのツールにも当然お金がかかるはずだ」という前提で相談されることが少なくありません。
実際にうちの店舗でも、1号店を出したときは同じように身構えていました。結論から言えば、その身構えは半分以上、必要のないものでした。
もくじ
Googleビジネスプロフィールの費用は、基本機能では発生しなかった

うちは2022年からパン屋のフランチャイズに加盟し、いまは2店舗を運営しています。
どちらの店舗のビジネスプロフィールも、登録から日々の更新まで、外部に頼まず自分でやってきました。この2店舗を通じて、費用が発生した場面は一度もありません。
Googleのサポートページでも、ビジネスの追加や申請は無料でできると案内されています。
「ビジネスは無料で追加または申請できます」という記載のとおり、プロフィールを作る入口の時点でお金は関係してきません。
ここを最初に知らずに、登録の代行だけで費用を払ってしまう店舗もあると聞きますが、うちの実感では、登録作業そのものは特別な知識がなくても進められる範囲でした。
「費用がかかる」という思い込みは、どこから来るのか
費用がかかると誤解される理由の1つは、ビジネスプロフィールと、Google広告を混同してしまうことだと思っています。
広告は入札で費用が発生する仕組みですが、ビジネスプロフィールは検索やマップに情報を出すための土台であって、広告枠を買う仕組みとは別物です。
以前、広告運用を代行する仕事をしていたときも、この2つを同じものと捉えているお客様に何度も出会いました。
土台の部分に費用はかからないと知っておくだけで、最初の判断がずいぶん楽になります。
もう1つの理由は、「登録代行します」という案内をよく目にすることです。
検索すると、ビジネスプロフィールの登録作業だけを請け負う業者の案内が出てきます。
作業を任せること自体は選択肢としてありますが、任せなければ登録できないわけではありません。
うちの場合、2店舗とも自分の名前と店の情報を入力し、オーナー確認の手続きを済ませただけです。専門知識が必要な場面は、少なくともうちの経験では出てきませんでした。
検索結果の上のほうに広告として出てくる代行業者の案内を見ると、いかにも専門的な作業に見えるかもしれません。
ただ、広告枠に出稿するにも費用がかかっています。そこにお金をかけられる業者が目立つ場所に出ているだけで、それが「登録には専門知識と費用が要る」ことの証明にはなりません。
この見え方の違いに気づいてから、うちは検索結果の上位に出てくる案内を鵜呑みにしないようにしています。
Google検索とマップに出るための機能は、すべて無料で使える

登録が終わったあとに使う機能も、基本的にはすべて無料の範囲に収まっています。
うちが実際に使っているのは、営業時間やカテゴリの入力、投稿、商品登録、口コミへの返信、インサイトの確認といった項目です。どれも料金は発生しません。
投稿や商品登録は、他の記事でも書いていますが、頻度や種類を工夫すれば来店につながる手応えのある機能です。
それを無料で使えるという事実は、店舗側にとって思っている以上に大きいと感じています。広告費をかけずに検索結果やマップの見え方を整えられる場所は、他になかなかありません。
無料の機能と、隣にある有料の仕組みを分けて考える
無料の範囲を正しく知るには、隣にある有料の仕組みとの境目も知っておく必要があります。
Google広告のローカル検索広告や、地図アプリ上に表示される広告枠は、入札制で費用が発生する別の仕組みです。
ビジネスプロフィールの情報を整えることと、広告枠を買うことは、目的も仕組みも別物です。
うちは広告出稿はせず、ビジネスプロフィールの運用だけを続けていますが、それでも検索や経路案内の件数は積み上がっています。
無料の土台をきちんと整えることが、まず先にやるべきことだと考えています。
無料の範囲を使い切ってから、次を考える
うちが最初に意識したのは、無料でできることを先に使い切ることでした。
投稿を続ける、商品を登録する、口コミに返信する。この基本の運用ができていない状態で、外部への支払いを検討するのは順番が違うと考えています。
無料の機能を一通り試したうえで、それでも足りない部分が見えてきたときに、初めて費用の話になるはずです。
外注するかどうかは、時間が取れるかで判断した

無料で使える機能ばかりとはいえ、実際に手を動かす時間は必要です。うちが外注を検討するかどうかの判断に使っているのは、週次で数字を見る習慣です。
更新が止まっている週があるかどうかを記録で確認する
売上や客数を週次で記録するのと同じように、投稿や商品登録の更新が止まっていないかも、あわせて確認するようにしています。
感覚だけで「最近やれていない気がする」と思っていても、実際に記録を見返すと、思ったほど止まっていなかったり、逆に数週間まったく手が回っていなかったりすることがあります。
記録をつけていないと、この判断自体が曖昧になります。
2店舗を運営していると、どちらか一方の更新だけが後回しになる時期が出てきます。
そういう時期が続くようなら、そこで初めて「自分でやり続けるか、外に出すか」を考える段階に入ります。今のところ、うちは2店舗とも自分で回せる範囲に収まっているので、外注はしていません。
判断の順番を整理すると、まず週次の記録で更新の止まりを確認し、次にその止まりが一時的なものか、体制として続きそうなものかを見極め、最後にどちらの方向で対処するかを決める、という流れになります。
人を増やして社内で回すのか、外部に一部を任せるのか。うちはまだこの段階まで進んでいませんが、判断の基準として持っておくようにしています。
これから代理店側にも立つ予定だからこそ、無料の範囲を先に書く
正直に書いておきますが、うちはこれからMEOの運用を代行する事業も準備しています。
だからこそ、まず無料でどこまでできるかを先に伝えておきたいと思っています。
代行の話は、無料の範囲で出来る事をやり切ってから、それでも時間が足りない店舗にとって意味のある選択肢です。
無料の範囲で出来る事を知らないまま費用を払うのと、知ったうえで払うのとでは、納得感がまったく違います。
広告の運用を代行していた経験から見えた、費用の境目

ビジネスプロフィールの運用代行を検討するなら、以前広告の代行をしていた経験から見えた「何にお金を払うことになるのか」を書いておきます。
代行に払う費用は、機能ではなく手間の対価
広告の運用代行をしていたとき、お客様からいただく費用は、広告の機能そのものではなく、運用にかかる手間と判断の対価でした。
ビジネスプロフィールの代行も同じ構造だと考えています。投稿や商品登録の機能自体は無料ですが、それを毎週欠かさず考えて更新し続ける手間には、当然コストがかかります。
代行費用を払うということは、その手間を誰かに引き受けてもらうことに対しての支払いです。
何を代行してもらうかを先に絞ってから頼むほうがいい
広告代行の現場でよく見たのは、依頼する側が「とりあえず全部お任せ」にしてしまうケースです。
結果として、店舗側が自分の店の状況を把握できないまま運用が進み、費用に見合っているかどうかの判断もできなくなります。
ビジネスプロフィールの代行を検討するなら、投稿だけ、写真だけというように、何を任せて何を自分で続けるかを先に絞っておいたほうが、費用に対する納得感を保ちやすいはずです。
代行会社によって、得意な範囲は違います。
投稿の文章作成が得意なところ、写真撮影に強いところ、複数店舗の管理画面をまとめて操作することに慣れているところ。
全部を1社に丸投げするより、うちの店に足りない部分だけを補ってもらう形のほうが、費用に対する納得感は高くなるはずだと考えています。
自分で運用してから頼むと、依頼の中身が具体的になる
うちがもし将来外注するとしても、まず自分で運用してみた経験があるからこそ、何を任せるべきかを具体的に頼めると思っています。
運用の実態を知らないまま代行会社に丸ごと預けると、何にどれだけの費用が妥当なのか、判断する物差しを持てません。
自分で触ってみた期間があるかどうかで、外注してからの付き合い方も変わってくるはずです。
見積もりを聞くときに、無料の範囲を基準にする
もし代行会社に見積もりを聞く機会があれば、まず自分で無料の範囲を試してから話を聞くことをすすめます。
何が無料でできて、何を有料で任せることになるのかを先に自分の言葉で説明できれば、見積もりの中身を具体的に確認しやすくなります。
逆に無料の範囲を知らないまま話を聞くと、本来無料でできる部分まで含んだ金額を、そういうものだと受け入れてしまうことになりかねません。
費用の話は、無料の範囲を知っているかどうかで、受け取り方が変わってきます。
まとめ|Googleビジネスプロフィールの費用は無料の範囲でほぼ足りた
要点を整理します。
- Googleビジネスプロフィールの登録・基本機能に費用は発生しない
- 投稿・商品登録・口コミ返信・インサイト確認まで、無料の範囲で運用できている
- 外注するかどうかは、週次の記録で更新が止まっていないかを見てから判断している
- 代行に払う費用は機能への対価ではなく、更新を続ける手間への対価だと考えている
- 自分で運用した経験があるからこそ、外注する範囲を具体的に絞れる
Googleビジネスプロフィールは、まず無料の範囲で使い切ってみることをすすめます。今日からできることを置いておきます。
- 登録から現在までに費用を払った項目がないか、一度確認する
- 投稿・商品登録・口コミ返信のうち、止まっている項目がないか週次で見る
- 外注を考える前に、まず1つの機能だけ無料の範囲で使い切ってみる
- 外注するなら、任せる範囲を先に絞ってから相談する
うちは今のところ、2店舗とも無料の範囲で運用を続けています。まずは費用を払う前に、無料でどこまでできるかを試してみてほしいと思います。







